サングソン・グループ
清酒製造をタイで開始
日本への輸出も計画
アルコール飲料製造大手のサングソン・コーポレート・グループ(SCG)は今月三日、タイで製造された清酒「忍(しのぶ)」をタイで販売開始した。一瓶三百三十ミリリットルの価格は五十バーツ。輸入されている日本酒と比べかなり格安であり、同社ではタイ市場のシェア拡大を狙うとともに、将来的には日本への輸出も計画している。
タニット・タムスカティSCG広報部長によると、「忍」は同社の輸出商品を広げる戦略の一つ。SCGはタイにおけるシェア拡大も積極的に行っており、先月ラム酒「サングソン・プレミアム」を販売。また今年中頃には、この上級酒を二種類販売する予定だ。
「忍」の製造は、スラ・ピセット・ルング・ロッジ社が受け持っている。麹などの材料や、製造機械は全て日本から取り寄せ、生産プロセスは全て日本人の監督下で行われている。
タイの清酒市場は、ウイスキーやビールなどに比べたいへん小さい。SCGはこれに対して、在タイ邦人あるいは観光客向けに売り込む方針を現在進めている。
スクムビット通りでレストランを経営する日本人Aさんによると、「忍」は少し甘口で、冷やして飲むとおいしいという。
輸出先はまず日本を拠点に置き、その後他のアジア諸国、そして米国市場への進出を計画に入れている。清酒の競争が激しい日本市場への進出について、タニット氏は「大変困難だと思うが、低価格を武器にして販売促進に励みたい」と述べた。
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