総 合

太陽光発電所建設を検討

EGAT  コスト面に多くの課題 


 タイ国発電公社(EGAT)は、環境汚染防止のモデル・プロジェクトとして、タイ北部メーホンソン県ムアン郡に太陽エネルギーを有効利用する太陽光発電所の建設を考案している。国家エネルギー政策委員会(NEPC)に設立プランを提出していたが、NEPCは長期的な効果を期待するとの見解を示し、同プランに対して、基本的に合意した。

 同計画で予定されている太陽光発電所の発電能力は五MW。同県内では現在、火力と水力による発電が行われているが、一日の電力消費量のピークが十一MWであるのに対し、余剰電力量はわずか十五―十六MW、同県の電力需要の伸びも近年著しいため、長期的な電力供給源の確保に同発電所は大きく貢献するものと見られる。

 しかし(1)太陽光発電はコストが石油や石炭に比べ十倍も高いこと(2)発電所の建設資金は八億バーツに及ぶが、EGAT自身は建設資金の一〇%しか拠出できないため、残りの七億二千万バーツは四月に行われるエネルギー保護奨励基金委員会での合意を待たなければならないこと――など、解決すべき課題は多い。タイ初の本格的な太陽光発電所の実現に向け、関係当局の大胆な決断が期待されている。


[BANGKOK SHUHO]