VCDプレーヤー、人気
MP3再生機能も搭載
タイ国内でのVCD(ビデオCD)プレーヤー販売台数は、昨年度、ついに六〇万台を突破した。VCDプレーヤーに対する需要は依然増加する傾向にあるため、製造メーカー間のシェア争いが激化しているが、日系メーカー各社の市場シェアは低下を見せている。
昨年下半期のVCDプレーヤー販売台数は、毎月十万台と好調な伸びを示し、現在タイ国内で順調に普及している。そのため、台湾やシンガポール系のメーカーは積極的な販売促進策を実施したため、日系メーカー各社の市場シェアが二〇%前後に低下するのを尻目に、その他の中小メーカーは八〇%のシェアを獲得した。
台湾やシンガポール系の中小メーカーは、値下げによる販売促進だけでなく、最新のデジタル技術の導入によるプレーヤーの開発にも非常に積極的だ。最近では、MP3技術(一枚のCDに百七十曲以上の音楽が収録できる)、VCD―R(映像・音声を記録できる)やゲームなどの機能を搭載したスーパーVCDも登場している。また、何と言ってもソフト(特に海賊版)が安価で豊富なことから、人気が高い。
一方、日系メーカーの方は、VCDプレーヤーは斜陽商品で、DVD (デジダル・ビデオ・ディスク)プレーヤーがこれから世界的に主流になるとの市場戦略を展開しているため、VCDプレーヤーの開発投資や多機能化には総じて消極的だ。タイ人にとっては、まだDVDは価格面でも、ソフト面でも、魅力に欠けるため、しばらくVCDの時代が続きそうだ。
|