インドシナニュース


●インドシナ全域

メコン川流域開発にADBが協定調印
 アジア開発銀行(ADB)は、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムを含むメコン川とトンレサップ川流域開発計画の資金援助を行うことを決定し、計画を指揮するメコン川委員会(MRC)と協定調印をした。同計画では、農業の開発事業費として二千五百万ドルから三千万ドルと見込んでおり、その一部をADBから借用することで基本合意に達した。


●カンボジア

フン・セン首相、WTO早期加盟支援をタイに要請
 フン・セン首相は十一日、タイのスパチャイ・パニッチャパック副首相兼商業相に対し、カンボジアのWTO(世界貿易機構)の早期加盟を支援し、その準備としてカンボジア商業省の職員をタイで実習訓練させるよう要求した。スパチャイ副首相はこれを受け、実習の日程など話し合いを進めていく姿勢を表した。


●ベトナム

コーナン米国防長、ベトナム初訪問
 ウイリアム・コーナン米国防長は十三日、三日間滞在の予定でベトナムを訪問し、ファン・バン・チャー国防相やファン・バン・カイ首相らと会談した。米国防長がベトナムを訪問するのは、ベトナム戦争が終結した一九七五年以来、二十五年振り。ピート・ピーターソン在ベトナム米大使館によると、二国の代表は軍レベルでの交流を深め、共同による地雷撤去を取り組むことを話し合った。コーナン米国防長官は、「米国とベトナムは、八十年代後半より約二千名にのぼる行方不明米兵(MIA)捜査を協力してきた。この訪問は、この二国の関係が一層親密となる第一歩となった」と強調。しかしその一方で、ベトナム戦争に対して謝罪する意志はないことを明らかにした。

米政府、ベトナム・カンボジア滞在者へ警告
 四月三十日に予定されているベトナム戦争終戦二十五周年記念を受け、米国務省はベトナム及びカンボジアの米国人滞在者、または旅行者に対し、外国人を標的にした攻撃が起こる恐れがあると警告を呼びかけた。カンボジア警察は今年二月、タイ―カンボジア国境地帯で爆発物を所持するベトナム人グループを逮捕しており、終戦記念の式典を混乱させる目的で爆発物をベトナムへ持ち込もうとしたものと見ている。

政府、送金税を撤廃
 ベトナム政府は、海外送金に課せられる税制度を廃止することを表明した。海外からの資金を呼び込むのが目的。関係者によると、撤廃は三月十日に行われる予定。対外送金は、多くのベトナム人が滞在する米国やオーストラリアなど国から活発に行われている。


[BANGKOK SHUHO]