国境地帯 悪性マラリアで死者続出
専門家 「予防薬はない」
ミャンマーやカンボジアとの国境地帯で多数の死者が出ている悪性マラリアは、新しい病原体ではなく、既存のマラリア原虫が引き起こしているものだという。
国立マヒドン大学付属熱帯病専門病院によれば、タイではマラリア原虫は大きく分けて二種類確認されている。悪性のものは、これまでの治療薬でも死なずに生き残ってきた抵抗力の強いもので、死に至ることも度々あり、もう一方のものは、それほど症状の重くないもので、これは国内の患者の半数が感染していると言われている。
同病院のポンラット・ウィライラタナ院長は、「感染を防ごうと不必要に治療薬を服用するケースも少なくなく、これが薬に強いマラリア原虫を作り出す一因になっている」と指摘している。
保健省のスポークスマンは、感染を完全に予防できる薬はないため、事前に薬を服用しないよう呼びかけている。なお、マラリアは種類によって異なるが、感染から2週間〜2ヶ月ほどで高熱などの症状が出てくるという。
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