コンドミニアム価格、続落傾向
九七年の通貨危機以来、不況に喘いできた不動産市場も、ようやく回復の兆しを見せているが、それとは対照的に、都内のコンドニミアム市場は依然活気がなく、今年も低迷から抜け出せそうもない。
今年度の不動産市況は、商銀各行の積極的な住宅ローン政策により個人向けの低金利住宅ローンが各種組まれ、ローン貸出枠も拡大していることや、政府が先月下旬に今年度の経済成長率を4.4%に上方修正したことで、国民の住宅取得能力向上が期待されるため、回復基調にあるとの観測が業界内外で優勢となっている。
一方、そのような不動産市場の回復を尻目にコンドミニアム市場が低迷を続けている主な原因には、コンドミニアムの需要が伸び悩みを見せるなか、債務再構成により一時中断されていたコンドミニアム建設計画が再開され、新築物件が市場に出回るケースが出てきているため、供給過剰に拍車がかかっていること。また、スカイトレイン(BTS)の登場により、通勤時間が短縮され、郊外からの通勤が容易になったことや、都心で高級コンドミニアムを購入する場合と郊外で一戸建てを購入する場合とを比較しても、両者のあいだに費用の面での違いがあまりなくなってきたことで、郊外住宅の需要が伸び、コンドミニアム需要が奪われていることが挙げられる。
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