BOIフェアでダイヤ盗難
犯人の女性は常習犯
2年前からの余罪も自白
連日大勢の人で賑わったBOI(タイ投資委員会)フェア二〇〇〇で今月十日午前、会場内に設けられたジュエリー・ホールから高価な大粒ダイヤが盗まれた事件で、警察は十五日、犯人の女を都内ガームウォンワンで逮捕した。このダイヤモンドは重さ二・九八カラット、市価七十九万バーツ。
警察によれば、ジュエリー・ホール内の宝石店に一人の女が入ってきて、そのダイヤを見せてほしいと店員に告げた。しばらく手に取ってみた後、女性客は、このダイヤがほしいので、手付け金をATMで下ろしてくると言って、店を出ようとしたそのときに、ほかの客が店内に入ってきた。店員がこの客に気を取られた隙に、女性客がダイヤを盗んだ。
しかし、店員がダイヤのなくなっていることに気づいたのは数時間後で、また、警察に通報したのは翌日の十一日になってからだった。
警察は十一日に、バンコク都内サパンクワイの古物商にこのダイヤが持ち込まれたとの情報を得て、張り込みをしていた。十四日になって、ダイヤを持って古物商に現れたのは窃盗の犯人ではなく、警察はこの人物を捕り逃がしたが、盗まれた大粒のダイヤは回収することができた。
犯人の女は、サパンクワイの古物商にダイヤを四十万バーツで売りに来たが、その古物商は現金が足りなかったので、十四日にダイヤと代金を受け渡しすることにしたものという。
そして、十五日、警察は聞き込みなどを続けた結果、ガームウォンワンのショッピング・センター内のレストランにいた犯人の女、ピラポン・チュンバン(三三歳)を窃盗容疑で逮捕した。
警察によれば、この女は、二年前の八月から昨年末までに、九万バーツのダイヤの指輪、一万三千バーツの現金、四万五千バーツのダイヤの指輪、九十一万バーツのダイヤの指輪などを都内の高級宝石店などから盗んだことも認めているという。
警察によれば、宝石店の店員がなぜ警察にすぐ通報しなかったのか、犯人と入れ替わりに店に入ってきた客が共犯ではなかったか、など、不審な点があるため、関係者から聞き込みを行っている。また、古物商は、盗品と知りながら買い取ろうとした疑いがあるため、故買の罪に問われる可能性があるという。
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