総 合

失業者数、138万人

「重症」の東北部、「軽症」の南部


BOI『ジョブフェア』初日に6千人

 首相府国家統計局が今月八日発表したところによれば、昨年十一月現在の失業者数は、労働人口の四・二%に当たる百三十八万人、前年同期より〇・二%減少した。この統計は総人口六千二百万人のうち、三千二百九十万人を労働人口と見なして算出されたもの。地域別の失業率は東北部が最も高く五・〇%。次いで北部が二・八%、バンコク都が二・四%、南部が二・二%、バンコクを除く中部が一・八%となっている。

 統計局では昨年、四回に渡って同様の調査を行っているが、いずれの回も東北部の失業率が最も高く、二月は八・七%、五月は八・〇%、八月は四・一%だった。一方失業率が最も低いのは南部で二月が二・三%、五月が三・三%、八月が二・一%となっている。

 失業者は九七年に始まる経済不況により急増した。統計局の就労状況に関する年間統計によれば、九六年と九七年に一・五%だった失業率は、九八年に四・〇%まで増加。昨年の年間予測はさらに高い四・一%となっている。しかし労働社会福祉省によれば失業率のピークは昨年五月で、その後は減少に転じているという。また先月末には政府が今年の経済成長率予測を、昨年十一月に発表した四・〇%から四・四%に上方修正した。

 但し最低賃金の引き上げについては、今月八日の閣議で検討時期が今年四月に先送りされることとなった。ウティ・スゴソン労働社会福祉相はその理由として、四月頃になれば景気回復の見込みが明らかになると予想されること、最低賃金の引き上げはインフレを加速させる恐れがあることを挙げている。雇用側の代表も、失業率が依然として高い上、労働集約産業の国際競争力が低下するとして引き上げには反対している。最低賃金は現在、最も高い首都圏及びプーケット県で一日当たり百六十二バーツとされているが、九七年の不況以来据え置かれたまま。チュラロンコン大学経済学部のソムポップ・マナルンサン助教授は「労使の関係改善のためにも、最低賃金を早急に引き上げるべき。非熟練労働者の所得が向上すれば、消費の刺激にもなる」との意見を述べている。

 今月三日から十七日までバンコクで開かれている政府投資委員会主催の国際産業展示会「BOIフェア二〇〇〇」の中では、求職者のための「ジョブ・フェア」が催されている。この催しには労働社会福祉省の誘致でおよそ六百の民間企業が参加。求人票が掲示され、求人内容検索のためのコンピューター三十台も用意されている。四十カ所のブースで直接応募を受け付けるほか、就職に関する相談コーナーやセミナーを無料で利用することができる。開催期間中、二万人の利用が見込まれているが、開催初日にはすでに約六千人が訪れた。



[BANGKOK SHUHO]