海外旅行にでかけるタイ人増加
海外旅行にでかけるタイ人が増加している。タイ農民銀行研究センターが先頃実施した調査によると、今年海外旅行にでかけるタイ人は、百八十五万人に達し、タイ版バブル経済が進行当時の海外旅行者総数を上回ると予想され、景気の回復がまだ本格的といえないなか、およそ九百億バーツが海外へ流出すると言われている。
最近の海外旅行者増加の主な理由には、最近のバーツ高で海外旅行に割安感がでたことや国内旅行促進キャンペーンが影をひそめるのをよそに旅行会社間で海外旅行ツアーの値下げ競争が激化したことが挙げられる。
また、統計によると、昨年はコンピュータ二千年問題の影響で年末の海外旅行者数が激減したにもかかわらず、旅行者総数は百六十五万人で、今年に入ってから中国旧正月にかけても海外への旅行者は増加傾向となっている。さらに、これからタイ正月(ソンクラン)に向け海外へ行く旅行者が増加することが予想されるため、今年の海外旅行者総数は、前年比一二%増の百八十五万人が見込まれている。
ただ、海外旅行客の増加と共に、海外での高級ブランド品購入増加が問題となっており、政府も事を重大視して、随時輸入品目の傾向を追うよう関係省庁に指示し、ドンムアン空港で一万バーツ以上の贅沢品持ち込みに対する関税徴収を強化するなどしているが、抜本的な対策という訳ではないため、「早急に国をあげ、国内旅行を促進するなどし、国外への資金の流出を最小限に食い止める」ことがタイ経済を再生し、経済危機を再び繰り返さないための課題となっている。
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