インドシナニュース


●カンボジア―タイ

密輸防止政策に合意
 フン・セン首相は三日、タイのスリン・ピスワン外相と会談し、両国の国境問題について話し合った。スリン外相はこの席で、タイから多くの盗難自動車がカンボジアへ密輸されているため、この取り締まりを強化するよう要請した。一方フン・セン首相は、カンボジアの古器物がタイへ密輸されていることを指摘し、両国で正式な密輸防止政策を結ぶことに合意した。この他に、フン・セン首相は海域を含む国境線を早急に設定することを再度主張、スリン外相はこれに合意した。タイ湾には大規模な天然ガスが眠ると推測されている。


●カンボジア

産業廃棄物でメコン川の汚染が深刻化
 政府は、大量の産業廃棄物が衣料製造業者によってメコン川へ流されていることを受け、これらの経営者に廃棄物の水質改良システムを二カ月以内に導入することを命じ、改善が見られない工場には、営業停止処分にすると発表した。カンボジア環境汚染管理局は「多くの衣料製造業者が、規制水準を無視して産業廃棄物をメコン川へ捨てている。この影響で魚が死亡し、人間にも悪影響が及ぶ危険性がある」と説明した。同業は近年カンボジアの輸出の中でも最も成長しており、各社は供給を追いつかせる一方で、環境対策が後回しになっていた。


●ベトナム

ベトナム共産党七十周年
 ベトナム共産党は三日、党創七十周年を迎えた。同党を結成したホーチミンの肖像画が各地で挙げられ、パレードが実施された。しかし、二日に開かれた記念式典でレ・カ・フェー書記長は「党員は人民の利益を優先しなければならない」と発言、深刻化している党員の汚職・腐敗が党を揺さぶっている危機感を表した。ベトナムでは、一九八六年十二月に社会主義化と市場経済化の共存を目指するドイモイ政策を開始。古参の政治指導者を退き、党内の若返りも図ったが、幹部の汚職事件が多発し、昨年五月から綱紀粛正キャンペーンを進めている。

洪水被害者への海外援助金
 在ベトナム・インドネシア大使、モハマッド・マルフ氏は、昨年ベトナムを襲った洪水の被害者に対して遺憾の念を表し、二万ドルをベトナム政府に寄付した。「二十世紀最悪」と言われた洪水では、五百名以上の死亡が確認され、米収穫量などに与えた被害額は最低五千万ドルと推定されている。これに関する海外援助金は世界中から寄せられており、医療品や子供たちへの玩具を寄付する国も多い。また、ベトナム国内にある外国企業からの援助も活発に行われている。

十六年振りの雪
 ベトナム北部にある有名観光地、サパで十六年振りの雪が観測された。情報筋によると、雪は約十センチ程積もり、学校も閉鎖した。始めて雪を見る若者は休日になったことで大騒ぎし、久しぶりの雪に楽しむ人々も町の至るところで見られた。


[BANGKOK SHUHO]