総 合

「議員も特別扱いしない」

ラムカムヘン大学


選挙前の学位取得は不可

 高校卒業の資格があれば誰でも入学できる上、通信教育でも学位を取得できるオープン大学ラムカムヘン大学では、新たに設けられた特別講座に多くの政治家が登録をしている。だが、政治学部のポンチャイ・テープパンヤ学部長は、次の総選挙までに学位を取得することはできないと指摘した。

 今年実施されることが確実な総選挙は、一九九七年十月に発効した現行憲法の規定に従って実施される。現職の下院議員および下院議員経験者には適用されないが、総選挙(下院議員選挙)に立候補するためには大卒以上、また、閣僚に就任する下院議員も大卒以上であることが絶対条件となっている。

 このため、同大学が新設した特別講座には、短期に学士号を取得しようという現職議員が多く登録を行っている。受講者には、サナン・カチョンプラサート副首相兼内相、チャイ・チットチョープ議員、カムポン・サパワス議員、マナ・クサクン議員、チュンポン・カンチャナ議員、そして、最大野党・新熱望党党首チャワリット・ヨンチャイユット元首相のパンクルア夫人などが含まれる。

 ポンチャイ準教授の説明によれば、二か月前に開始されたこの特別講座は、受講者のキャリアを評価して単位を与えるというものだが、この措置は今年六月に開始される。また、学士号取得には、合計百四十四単位が必要で、このうち、キャリアに応じた単位は七十四までに制限されている。このため、この特別講座を受講して政治学の学士号を取得するには、少なくとも十八か月、通常で二年はかかるという。すなわち、受講者は総選挙で当選しても、しばらくは閣僚には就任できないことになる。

 また、ポンチャイ学部長は、「特別講座には批判も出ている。しかし、ラムカムヘン大学は教育水準を落とすようなことはしない。授業に出て、単位を取るのが筋だ。政治家だからといって、特別扱いで学位を与えるようなことはしない」と明言した。


[BANGKOK SHUHO]