中古一戸建の需要伸びる
「築5年以内」が人気――都内の不動産
バンコク都内の不動産市場に活気が出てきた。この要因はいくつかあるが、商業銀行の貸出金利が大幅に低下したことが一番の理由として挙げられる。
米系不動産会社ERAによると、ここ半年間ほど、中古一戸建ての売り上げが急激に伸びており、昨年同期比で二十%も増加したという。バンコク都内で最近実施された消費者調査でも、「新築か中古かにはあまりこだわらない」と答える人が大半を占めており、特に築五年以内で販売価格が七十万バーツから百万バーツの物件に人気が集まっている。
タイの新築住宅は、インフラの面でいろいろと問題があり、購入してから手を入れるのは当たり前。そのため、中古住宅よりも新築住宅のほうが整備に金が掛かる場合も少なくない。実際、「購入した金額と同じくらいの整備費用が掛かった」という声は度々聞く。その点、中古住宅は一度、人手が入っているので、とりあえず、インフラ面では問題が少ないことも、売り上げが伸びてきた理由と思われる。
不動産販売が好調なことを受けて、商業省では「タイ経済は完全に回復した」と表明しているが、この言葉の正否はともかくとして、一九九七年七月の通貨危機以来、不況に苦しんでいた不動産市場も、やっと、どん底から抜け出したのは確かなようだ。
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