総 合

国債に人気集中

発売から数時間で売り切れ


低金利時代へ

 今年に入って二回目の国債発行に大勢の人々が殺到した。商業銀行は、資金流動性が高いことから、預金金利を一段と引き下げており、資金の活用先として国債の人気が高まっている。

 商業銀行の預金金利は現在、二・五〜三・五%となっており、タイではこれまでにない低いレベルに下がっている。今月二十四日にも第一回目と同じく五十億バーツの国債が販売されたが、発売から数時間で売り切れ、タイ中央銀行のバンコク本店、地方の支店に足を運んだ人の多くが、購入することができなかった。本店では午後四時で売り切れたが、地方の支店では午前中に売り切れたところもあったという。

 この国債は、償還期間五年、金利六・四%で、今回は前回申し込みをしたものの購入できなかった千三百人あまりに優先的に販売された。タイ中央銀行では、購入できなかった人々に対し、セカンダリー・マーケットや市中のミューチャル・ファンドを通じても国債を入手できると説明している。

 関係筋によれば、政府は歳入の不足を補うため、今後さらに国債を発行すると予想されるため、購入できなかった人にも、まだチャンスはあるという。

 また、証券会社のDBSタイダヌ・セキュリティーズでは、商業銀行の金利引き下げなどで国債など債券の人気が高まりつつあるが、今年は証券取引への投資も増えると予想している。同社のトミー・アノタイ社長によれば、景気回復により、企業の業績がアップし、上場企業の株価が上がっているため、今後、活発な株取引が期待できるという。


[BANGKOK SHUHO]