インドシナニュース
●ベトナム
進む少子化
政府が実施した国勢人口調査結果によると、ベトナムの出生率は過去五年間に五%減少したことが判明した。女性一人に対しての平均出生数は現在およそ二・五人、これは十年前と比べ三五%も減少している。また過去十年間の人口増加率は一七%で、これは七九年〜八九年調査結果と比べ二二%減少していることも明らかになった。この原因として、若い年齢層の有配偶率の低下と、未婚率の上昇が挙げられているほか、戦争による男性人口の減少も指摘されている。
高齢者介護支援
ホーチミン市では、七十億ドン(五十万ドル)を費やして高齢者の介護支援事業を進めている。この事業には老人保険施設などの施設介護サービスの他に、若者との対談会、展覧会の開催など文化活動も含まれており、多くの老人が参加しているという。ホーチミンでは現在、およそ四十万人を越す高齢者が生活しており、これは市の総人口八・三%に値する。また、このうち百歳を越える者は、百十五名登録されているという。
幼児密売者に懲役二十年
ベトナム南部のアン・ジャン裁判所は二十三日、百九十九人のベトナム幼児を海外に密売していた九人に対し、最長懲役二十年を言い渡した。懲役二十年を言い渡されたのは、九十五年から九十七年まで密売の仲介役をしていたレ・クオ・ビンと、政府機関で住民登録係をしていたブイ・バン・カン。この他に、老人・孤児保護センターの従業員、医者など七名が一年から八年の懲役を言い渡された。ビンらは金銭上の問題から子供を育てられない母親に幼児を保護センターへ預けることを勧め、その後海外へ密売していた。なお幼児のほとんどは一歳未満で、ビンらは総額十一万二千ドルを稼いでいた。
海外労働者派遣が増加
労働省の発表によると、約二万五千人から三万人の労働者が二〇〇〇年に海外派遣されると予測されている。派遣者の多くは教育、薬剤、農業などを専門にする者たちで、派遣先は韓国、日本、ラオスなどのほか、クウェートやイラクへの派遣も近年増加しているとのこと。政府は金銭的援助や、派遣準備のための語学学校を開設し、これらの派遣者を支援していく計画をたてている。海外派遣は近年活発に行われており、九九年には前年比で約二倍の二万千八百九人が三十二カ国へ派遣された。
●タイ―カンボジア―ラオス
タイ政府、農作物などの輸入関税引き下げを是認
タイ政府は、大蔵省が提案したカンボジアとラオスの農作物などへの輸入関税引き下げ案を是認した。対象となるのは、カンボジアの農作物二十三品目と、その他ラオスからの十七品目。これはASEAN自由貿易地域(AFTA)に基づくもの。引き下げ率については、詳しく発表されていない。
●アセアン
協同観光キャンペーンに合意
バンコクで開催されているアセアン・トゥアリズム・フォーラムで、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーの四カ国は、観光促進を目的とした「ゴールデン・トライアングル」キャンペーンを実施することに合意した。内容としては、一つのビザで四カ国を旅できるようにすることなどが検討されている。一方、ベトナム政府は「ベトナムも仏教国の一つであり、このキャンペーンに加えられるべきだ」と参加を要求している。
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