ミャンマーの素顔

◇◆◇宝くじの巻◇◆◇


 ご多分に漏れず、ここミャンマーでも宝くじをはじめとしたギャンブルが盛んです。特にサッカー賭博などは熱狂的です。ミャンマーで十六歳以下のサッカー・アジア予選が開催されたときの逸話は以前、ご紹介いたしました。今回は密かに自分も熱中している闇クジの話です。

 ミャンマーの宝くじは月の初めに七回実施されます。この宝くじには何種類かありますが、一番人気があるのは一等賞金五百万チャット(およそ一万二千ドル)の宝くじです。

 闇クジはこの人気の宝くじの当選番号の下二桁で当たりが決まるのですが、当然、公営のものではなく、町のあちこちにいる呑み屋が運営しております。

 先日、ヤンゴンより車で十時間以上かかるインレー湖に出かけた際、ガソリンスタンドの店員、市場のおばちゃん、警察官‥‥などなど、誰に聞いても当選番号を教えてくれます。闇クジは公営ほど倍率は高くないのですが、当選率が高いため必然的に人気が高くなっております。

 ほとんどの呑み屋は小額しか受け付けないため、大枚をはたく場合は買う場所が限られます。名刺大のグレーかブルーの紙切れに好みの番号を二桁記入、そして掛け金を払うだけです。後は当選日をひたすら待つだけ。

 月の初めになると、大抵のミャンマー人がソワソワし、当選番号の予想などで話に花が咲きます。また、お寺に説教を聞きにいく人が増えるのもこの時期です。というのも、お坊さんが宝くじの予想屋も兼ねているからです。「宝くじに当りたい人はお布施をしなさい」という事らしいです。その他、宝くじの予想表までもが市販されていますが、なぜかタイ製です。ミャンマーはこんな事まで他の国任せです。




[BANGKOK SHUHO]