ミャンマーの素顔

◇◆◇流行の巻◇◆◇


「流行などとは無縁」と思っていたミャンマー…

 「流行などとは無縁」と思っていたミャンマーですが、最近は若者達を中心に急激な変化が起こっています。

 一九九六年の夏、安ホテルに宿泊中のことです。ホテル前の大通りを歩く下町のミャンマー人女性には裸足のひとも混じっておりました。

 それがどうです。今ではロンジーと裸足が当たり前だった時代が遠い昔のことのように、シャンバックがショルダーバックに、ビニサンは厚底靴へと変化し、時々見かける若い人のミニスカートには、見慣れていないわたしの方がドキッとさせられるほどです。

 ズボンはミャンマー旧正月の水祭りの際に見かけるくらいでしたが(水を余りにも勢いよく掛けるのでロンジーだと脱げる可能性があるため)、今では街のあちこちで見かけるようになりました。ミャンマー人のビジネスマンなど、外見だけでは何人か判断できません。変われば変わるものです。

 走っている車も四WDが増え、ボディーにペリカン便≠竍関東バス≠ネど日本語が書かれたままの中古車を乗り回していたのが、流行のシールをボディーに貼り付けたり、カーアクセサリーを付けたりする車が増えてきました。

 そうそう、携帯電話も、国内で販売されている機種にあきたらず、シンガポールやタイからニューモデルを購入してくるひとまで出てきております。

 とはいっても所詮ミャンマー人。外見だけ真似することが多く、わたしから見るとチョット変だなと思うことが色々あります。ミャンマー人特有の国民性ですが、正しい情報を正確に伝えるのが不得意と言いますか、情報を既得権のようにし、他人に教えようとしません。特に部下とか目下の人には本当に何も教えようとしません。目で見る情報は流行に現れます。しかし、この国、報告∞連絡∞相談≠ネど全く当てになりません。




[BANGKOK SHUHO]