ミャンマーの素顔


3年目からが勝負

 一九九六年にミャンマーに初めて来ましたが、この国で仕事を模索すること丸三年半になりました。何ができたか、と反省することも多いのですが、帰国される方のお話を聞きますと、少しだけ何かが残せるような気がします。

 仕事以外にもいろいろチャレンジされている方は、三年目くらいからやっとミャンマーの良さがわかりかけて、立ち去りがたい気持ちで帰国される方も多いようです。しかも、そんな方は休みを利用して再度ミャンマーに来られ、旧交を暖めることもしばしばです。

 何とも言えない魅力があるミャンマー。身体と心が馴染んできたのは私だけではないようです。仕事(商売)についても冷静に考えますと、件数には変化はありませんが、三年経ったくらいから内容の密度は濃くなっているようです。と言いますのは、まだ百%の結果が出ていないからです。

 一月十一日。ある取引の最終交渉を行っていました。ここ一か月何度も何度も確認し、レター・ヘッドにサインまでさせ、それでも心配なので、「やめるなら今やめるけど、本当にするの」と確認したら、

「心配しないでください」
「その言葉が心配なんや」
「お金あります」
「百ドル、二百ドルのお金だったら誰でも持っているぞ」
「いえ、間違いありません」
「許可は取ったのか」
「はい。すぐ取れます」
「この前もそう言ったぞ」

 この調子でしたが、交渉の結果は、
「私の三年間の経験は何だったの?」

 少しくらい馴染んだところで、うまくいかないのがミャンマーです。


『PADACK』

 これは、ヤンゴン日本人会広報部が月二回発行している会報のタイトルです。日本人会のことはほとんど紹介したことがないので、今回は紹介させてください。

 一九九九年十二月一日現在の会員数は、

日本大使館      
男性 二二名  女性 十五名    合計 三七名

JICA/国際機関等   
男性 十六名  女性  九名    合計 二五名

日本人学校       
男性  九名  女性  八名    合計 十七名

法人(七三社)        
男性一一〇名  女性 四四名    合計一五四名

個人
男性 四五名  女性 二一名    合計 六六名

合計          
 男性 二〇二名 女性 九七名     合計二九九名

 このような数字になっています。このほか会員にはなっていないが、在留届を出されているだけの方もいらっしゃるので実数は正確にはわかりませんが、四〜五百人の方がミャンマーで何がしかの仕事をされていると思います。

 この日本人会の役員の方が中心になって、いろいろな年中行事が展開されています。

 運動会に忘年会、チャリティー・バザーにゴルフコンペ、そして、厚生委員の方が中心となって健康診断、と大活躍です。何年も外国生活された、ある商社員の話。「こんなに仲の良い日本人会は初めてです」

 ミャンマーに来られても、何も心配することはありません。ミャンマーに来られた方、アット・ホームな日本人会にご入会を。




[BANGKOK SHUHO]