ミャンマーの素顔


  ミャンマー VS カンボジア (1)服装

 ミャンマーでの一般的な服装は、男女ともにロンジーという腰巻です。上は、男性なら普通のYシャツとかスタンドカラーシャツ、女性は普通のブラウスかロンジーと揃いのブラウス。履き物は草履です。ロンジーは輸入物の生地で作ったものが最近の女性には流行ですが、ミャンマーで作った生地にいいものが多いです。男性用ロンジーは、たいていミャンマーの生地かインド製。男性のズボンは徐々に普及してきているとはいえ、まだまだ軍人や警察官がはくものという感じです。若いお兄さんたちはナイキなんかのキャップにTシャツを着て、そしてロンジーをはいています。最初に見たときには違和感がかなりありましたが、最近はすっかり慣れました。

 四月の水祭りの前には、ジーンズが飛ぶように売れます。理由は簡単。ミャンマーの過激な水祭りでは、ロンジーをはいているとズブヌレになったとき、脱げてしまうからであります(なんてったって、ロンジーは筒状の布を腰で結んでいるだけ)。それに一年で一番楽しいお祭りでは、目いっぱいのオシャレをしたいからでしょう。普段は家をほとんど出してもらえない適齢期のお嬢さんなども、このときとばかりに短いTシャツでヘソを出し、ぴったりしたジーンズをはいて街角のお立ち台で踊ったりして。普段はあんなにおしとやかなのに。ともかく、普段はロンジーです。

 さて、一方カンボジアですが、一般の男性はYシャツにズボン。ジーンズも最近ずいぶん増えました。履き物はゴムのビーチサンダルか普通のサンダル。シャツをズボンに入れない人が多いです。モトドップというバイクタクシーの運ちゃんはキャップをかぶっていますが、一般の男性でもキャップはかなり普及しています。普通の男性がキャップをかぶってバイクに乗っていると、モトドップと間違えてしまう。紛らわしいです。女性はぴらぴらのブラウスにサロンという腰巻。サロンはロンジーと同じ腰巻ですが、輸入物で、インドネシアやマレーシアのバティックのプリント物が多いです。最近はサンボットというスカートタイプが多いです。これはカンボジアの生地で作ったしっかりしたものです。女性のスラックスも増えてはいますが、それはプノンペンでのお話ですね。

 地方に出かけるときはトイレがないので、皆さん、畑で用を足します。畑で用を足すのにサロンかサンボットが必要になります。そして何気なくしゃがみます。ズボンだと丸見えです。カンボジアの田舎の畑でしゃがんでいる女性を見たら、そういうことだと、ご理解ください。カンボジアではタイやベトナムから入ってくる洋服がかなり多く、だんだんお国の特色がなくなりつつあるというところです。ただし、カンボジアの女性はストライプと柄物を組み合わせたりすることがままあり、センスの方は遠くタイやベトナムには及びません。

 さて、対決結果です。「民族性を重視して、ミャンマーの勝ち!」

美山 花子




[BANGKOK SHUHO]