ミャンマーの素顔


  価格は一流、品質は三流        

 かなり以前にも報告しましたが、私、ミャンマーで隙間商売をやっている数少ない人間です。数少ないのは当たり前で、日本人の帰国が、かなり増えており(この国を見限って帰国されます)、商社、大手メーカー、銀行、政府関係の方々を除くと、ほとんど在留されていません。従いまして、私が考えているような目線でモノを見ている人が少ないのです。この結果、現地のミャンマー人と付き合う機会が多く、標題のような事柄に多く出会います。

 オリジナルガラス器の輸出(正規の輸出手続をしました)以外、ハンドキャリーで持ち帰っている籐の小物商品(通販会社の千趣会さんからの依頼分)、そして竹炭、インテリア小物品等々、デザインを起こしたりサンプルを提示したりしますが、彼らミャンマー人の初めの返事は決まっています。「できません」です。あれ、今まで書いていたことと違うと思われる方も、いらっしゃると思います。そうです。会話の段階では「OK、OK」なのですが、実物、あるいはそれに代わる具体的なものを見せると「無理です。できません」となるわけです。

 ここで注意しなければいけないことは、類似商品のある場合は異なります。「OK、OK」です。なぜかと言いますと、まったく商品として使い物にならないものでも、見た目が同じなら(見た目も違いますが)、完成品なのです。商品レベルの段階が理解できないようです。ここでいつもトラブります。「駄目な商品でも残金ください。お金ください」です。相手に「駄目だ」と言いますと、「私ら貧乏なんですよ。かわいそうだと思わないのですか。お金払ってくださいよ」です。品質が悪く、価格も高いのに、それはないよ。損する私はかわいそうではないのか?

美山 大助




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