ミャンマーの素顔
オールブローカー
オールブローカーという表現が正しいかどうかわかりませんが、ミャンマー人の親切は、お金がらみということをイヤというほど経験させられました。
まあとにかくセコイ。そこまでやるかというほど熱心です。「両替行ってきましょうか」「私買ってきます」。ちょっと頼めばホイホイと出掛けてくれますが、あとはご想像通り。レストランの場合の仕入れ商品(食材)も、一つの商品につき十チャット、二十チャット。これが毎日ですからたまりません。
ある商社の依頼で工事に来られた人の話はスゴかった。商社の現地人マネージャーに両替を千ドル頼みました。一ドル二百五十チャットで、二十五万チャットになりました。あとで私たちが今のレートを聞きますと、「一ドル三百三十チャット(当時のレート)です」。あまりの差に呆然。マネージャーの給料知りませんが、多分百ドル前後だと思います。百ドルだと三万三千チャットです。何と日本人一人の一回の両替で八万チャットの利益を稼いだのです。まあこのようなスゴイのは別としても、多かれ少なかれ、皆やられています。得てして、私は大丈夫だと豪語している人に限って、かなりやられているようです。
かくいう私も、かなりやられました。私とローカルスタッフが同行して商談する場合の価格は、まず本当の価格と違うと思って間違いないと思います。あとから頼まれもしないのに、スタッフは先ほどの商談先に出向いて、リベートの交渉です。二年も使っているのに、毎日のように指導しているのに、これです。ところが、賢くないのですぐバレます。しかしお金は戻らない。
美山 大助
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