ミャンマーの素顔


  帰国  

      私が帰国するわけではありません。最近の日本人の方の動きです。銀行の方、商社の方、日本の景気も悪いし、ミャンマーの将来も見通しが暗いこともあって、引き上げられていきます。皆さんの仕事の仕方を近くで見させていただきますと、やはり、コツコツと真面目に仕事をされていらっしゃる方が残られているようです。反面、何もすることがないので、滞在期間中遊びまわってやるといってはばからない人もいらっしゃいますが、このような人たちは早々にご帰還されています。

 私は結構厳しい会社で育ったので、会社も上司も何も見えていないのだなあと感心したりします。いかにミャンマーで仕事をするのが難しくても、ゴルフにマージャンに遊びに忙しい方は、早く帰ったほうが会社のためにもなるでしょう。

 仕事とは、明日につながることをいかにするか、創造的なことをどれだけできるか、が勝負ではないでしょうか。特にこの国では、「毎日大変ですね」「よくそれだけ動き回れますね」といわれることがしばしばあります。そんなときは、「何言ってんだい、こちとら命かかってんだい」と、思わず言いたくなるときがあります。

 食費、ホテル代、そしてタクシー代。毎日経費を考え、食べたいものも我慢して生活している方や、仕事をして儲けない限りどこからもお金が入ってこない人たちと比べると、情報の質も量も異なるのは当たり前ですね。綺麗な家、すばらしい車、そして携帯電話。仕事少ないのに、あ〜、うらやましいな〜。欲しがりません、勝つまでは。

痴漢

  以前、別のタイトルでも書きましたが、驚かされることが多いミャンマーです。大学生が、地名を言えても、地図の上で場所を明確に指示できないとか、高校卒業しても大学に入っても、大学に行けない学生や、卒業できない学生が増えるばかりとか。ご存知かどうかわかりませんが、ここ何年も大学は休校しています。

 今回の話は、このようなことではなくて、タイトル通り、痴漢の話です。意外に思うでしょうが、痴漢は結構多いのです。

 特に、満員のミニトラックが曲者らしいです。可愛い子を見つけると、積極的にボディータッチしに来るとのこと。そういえば、従業員の送り迎えはタクシーにしてほしいと、どこのお店に勤める娘も、面接時に注文をつけているようです。

 私がボランティアで行っている北オクラパの僧院でも、少し可愛い子が来ると、「付き合ってくれ」と、とにかく男どもがしつこいらしい。それも入れ代わり立ち代りです。

 四月もテンジャン(水祭り)のときは、真面目な娘はウロウロしません。怖いから、危険だから家にいますと答える娘が多いです。

 また、覗きも多いです。真昼の公園でも、ミャンマー人のカップルは、いい年した私が恥ずかしくなるような行為を堂々と行っておりますが、それを隠れて見ている出歯亀がたくさんいます。日本では、夜の公園の出来事が、ミャンマーでは日中展開されます。当然ですね。停電ばかりの国ですから。アベックも出歯亀も暗くて全く何も見えません。

 女の子も積極的です。これも私のミャンマー人の友人の息子の話です。映画俳優にしたらというくらいのハンサムです。先日、大学入試の試験も終わり、事務所に遊びに来ました。父親の話では、毎日のようにいろいろな女の子から付き合ってくれという電話があり、困っているようです。一見おとなしくシャイに見えるミャンマー人ですが、実はこちらがびっくりするほど発展的です。ディスコ、カラオケ、クラブ、売春、エイズ。社会主義国ってどこの国のこと?

美山 大助




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