ミャンマーの素顔
運び屋
誰の事かと言いますと、(私は違うと思っていますが)人から言わすと私だそうです。
一九九六年八月のミャンマー観光年以来、一九九九年の三月まで、日本―ミャンマー間を二十七回往復しております。
当初は、一部の人からの依頼で、買い物のお手伝いをしていました。滞在期間が長くなりますと、いろいろな人から特殊なもの(当然ミャンマーで手に入らないもの)の購入依頼が増えてきました。また、YASUKOというシャンプー&リンスの在庫商品を運んでいることから付いたあだ名でしょう。そのくらい、ミャンマーは、荷物を手配して輸入することは難しいのです。しかし、経験により、いろいろなこともわかってきました。最初の頃は、通関することは気が重く、無事に通関すると、ホッとしたものです。
今では、特殊な商品を持ち込むことも度々あり、税関吏と、狐と狸のバカしあいをやっております。毎回のように、「この商品は持ち込み禁止だ。没収だ」と言われ、税関の別室に呼ばれます。言葉もよくわからない私としては、初めの頃は大変な事になったなと、ビビっていました。人の頼まれ物で、なんで私がこんなに苦しまなければならないのか、と腹が立つことがありました。でも、最近は開き直っております。「これは没収される危険があるが一丁試してやろう」とか、「どのくらいの賄賂でOKかな」とか。没収しても彼らに何のメリットもありません。そこで交渉が始まるわけです。
しかし素人は止めたほうが無難です。大怪我します。先輩からの忠告。
住宅情報
ここミャンマーは、(どのアジアの国も一緒だと思いますが)情報が大変少ないため、知らなければ法外な費用を請求されます。
一時バカ高かった一戸建て住宅の家賃も五〇%以下となり、安くなったようです。元が高かったかもしれませんが、割安感はあまりしません。一部商社の方は、相変わらず、私から見ますと豪勢な住宅にお住まいです。日本の実態は大変なようですが、大会社は違いますね。聞くところによりますと、ミャンマーで実際に利益を出されている企業は、ほとんどありません。それでも、長い間先行投資できる企業の体力には驚かされます。
ホテルの価格も、長期滞在者には、一流ホテルも特別価格を提供しています。私は一泊約二十ドルなので、知り合いの高級ホテルマネージャーから紹介されても、まだ踏ん切りがつきません。
今のホテルに入るまでは、十ドルのホテルでした。窓もなく、当然、テレビもありません。よく停電になります。真っ暗な部屋での生活が耐えられなく、ホテルをチェンジしました。
いま狙っているのはサービスアパートです。だからと言いましても、完成次第すぐ入居される日本人と違いまして、交渉につぐ交渉でも、なかなか予算に合いません。しかし、ミカサかマリーナレジデンス、ともに知り合いがいますので、何とか値切り倒したいと思っています。現在の相場は2LDKで家具・バスタブ・システムキッチン付で、家賃が二千ドル近いので手が届きません。さらに恐ろしいことに、年払いが多いことです。私ら個人営業で来ている者にとっては、厳しい国です。利益を上げることが難しく、いろいろな事で、外人には割高な国となっています。
美山 大助
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