ミャンマーの素顔
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映画のETの話ではありません。ここミャンマーで有名な占い師の愛称(顔がETに似ているから)です。聞くところによりますと、タイの首脳陣も占ってもらっているそうですし、アジア諸国の有名人も占ってもらっています。もちろん、ミャンマーに来た観光客にも人気があり、予約をして何日も待たないと、占いの順番が来ないくらい有名だそうです。
お客のポケットに入っている紙幣のナンバーを当てたとか、ご両親と一緒に占ってもらいに来た息子が実は結婚の約束をした女性がいるのをご両親が知らないのに当てたとか、とかく当たると噂の占い師です。
今、東京では都知事選挙で賑わっているようですが、たまたま一緒に仕事をしている元東京都の区会議員のS氏は以前、石原慎太郎さんの秘書をやっておりました。何かの拍子でETの話をしますと、石原先生のため占ってもらいましょうということになり、生年月日、出生地を調べ、顔写真を取り寄せ、ETに会うことになりました。当選するかどうか、当選するなら何票差ぐらいか。そんなわけで、行ってきました、占い師のETの所へ。行く前にミャンマー滞在の女性陣からいろいろな噂を聞いて、少し無気味だなとは思っておりましたが、予約日の三月三十一日水曜日午前八時半に通訳君と行きました。
やはり有名人、近所まで行くと、誰に聞いても道順を正確に教えてくれます。何と表札にはETと書いてある白い大きな家です。儲かっているなと変に感心して玄関口へ。尋ねると、外人専用の待合室へ案内されました。時間がきて、二階の部屋へ。上がってすぐの部屋にETが座っていました。直接、前の方まで行こうとしたら、隣の部屋に呼ばれ、ETの付き人に、丸テーブルの前に座るよう指示されました。
早速、私の生年月日を書くようにと言われました。「違います。石原慎太郎さんの都知事選挙を占ってほしいから来たのです」と言っても、私のことを勝手に占いはじめます。
私が持っている十数枚のドルのうち、一枚の百ドル紙幣の番号を、財布を出す前に用紙に記入、「この番号のドル紙幣はあなたのラッキー番号です」とETが言うので、しっかり確認しますと、バッチリ当たっています。
次から次へと私のことを当てたので、気味悪くなり、たまりかねて、「石原さんは?」としつこく聞きますと、「宗教関係で苦戦するでしょう。この数珠を持っていきなさい。この数珠を持っていけば、当選します。得票数は二百万票を超えるのは間違いありません。そして次点とは百万票以上の差が開くでしょう」と言われました。さらにこれからの十年は上昇の運気だそうで、何のトップか知りませんが、石原さんは「トップになる」と発言。ただただ呆然。ほんまかいな。四月十一日の選挙結果が楽しみです。
美山 大助
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