ミャンマーの素顔
慎重な人、大胆な人
慎重な人をとやかく言うつもりはありませんが、ここミャンマーで大胆な行動を取られる日本人に一言。自分だけは騙されないと思わないでください。「私の情報源は間違いのない筋です」とか。極め付けは大臣、その他官僚の兄弟、娘、親類などとの合弁会社で間違いありませんと言われる人がいますが、かなりの確率でトラブルが起こります。起こると、ここが日本人らしいところですが、諦めて帰国されます。
いろいろなところで、見なれない日本人がミャンマー人と商談しています。聞こえてくる日本語でなにを話しているか大体想像できます。私たち長期滞在者の弁、「あ〜あ、また騙されているわ。火傷しないと日本人わからないね」。今話していることはだれかすでに計画したこととか、実行して挫折したことではないかとなぜ疑わないか、ミャンマーだけではないと思いますが、日本では考えられないような、決断をするのが不思議でしょうがありません。
コピーの用紙をB4サイズからA4サイズに、通信費、交通費の削減とか経費削減に執念を燃やす経営者の皆さんが、外国には一万ドル、二万ドルは何とも思いません。
反省しましょう外国投資。
一方、調査ばかり依頼される日本企業も遠隔操作だけではなく、性根を入れ、少しは大胆に行動したらどうですか。とにかくバランスの取れた企業は少ないようですね。
ネットワーク
正しい情報が少ないミャンマーでやっとそれなりの情報がつかめるようになってきました。これは滞在丸二年を越えたということもありますが、何と言っても、ミャンマーでご苦労されている皆様と知り合いになれたこと、単に滞在している方だけでなく、ミャンマー人と結婚されている方、「ミャンマーの男性と結婚している日本人の若い女性の会」とか、こちらで根を生やそうと努力されている方。この方々と懇意にさせていただくことで情報の質が変わりました。要するに私にとって実践的な情報なのです。
ミャンマーだけでなく、諸外国とお付き合いする場合、情報が偏ることを諦めないで、可能な限り、関西風に厚かましく嫌がられてもいろいろな人に聞きにいくことです。
それと私にとってありがたいことは、僧院で日本語を教えている生徒たちがいることです。ボランティアでやり始めて一年三カ月、上級クラスを担当していますので、かなりのレベルの生徒がいます。特にビジネススクールまがいの二時間目は楽しい授業となっています。私と生徒があるテーマにそって実践的にビジネスを考えるようにしています。かつてこれらのビジネス手法を教えてもらったことが皆無なので、日本語の理解しにくいことも質問することで少しでもわかろうと努力しています。この勉強の中で優秀と思われる十五人ほどで、ある会を発足させ、会で情報交換しながら売り上げを計上することになりました。
私の持っている情報と彼らの持っている情報をミックスさせるだけでなく、情報を収集させるノウハウも教えることで、ソフトがお金になることを実証します。早速、日系企業からの依頼で盗難の多い現場でガードマンを含めた作業員のチェックの仕事が入りました。「作業員の盗難が多いのでガードマンを雇うのですが、このガードマンがくせ者です」。この国ではガードマンを監視する安心できる保障会社が必要なのがわかりました。この話だけでなく、彼らと情報ネットワークを駆使し、ビジネス展開を図ります。
美山 大助
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