ミャンマーの素顔
盗難
盗難というか こそ泥に会う機会はしばしばですが最近会ったおもしろい事件を紹介しましょう。こちらが隙を作れば必ずといっていいくらいやられます。
例1
日本レストランにあるお客さんが食事中の事件です。四輪駆動の車を店の前にとめていますと、その車のサイドミラーを通行人が取って逃げ出しました。それをレストランの入り口でお客様を迎える準備で店外を見ていた店員、腕に覚えのあるミャンマーボクシングの選手とこれも機敏さでうっているマネージャーの二人が脱兎ごとく追跡、途中石を投げられたり抵抗されるも動きの悪い服装のロンジーとミャンマースリッパ、しかしこちらはスポーツ選手、さらにズボンと靴を着用。ミャンマースリッパ脱ぎ捨て最後の走りを見せますが掴まえるのに時間は掛かりません。ここまで書くと単なる捕物に過ぎませんが、ミャンマーの面白い所はただでは終わらないところです。盗人の置き去りにしたミャンマースリッパを捕物帳を見ていたおばさんはラッキーとばかりふところにいれて持ち逃げしようとしてまたまた御用、どこまでもガメツイミャンマー人です。
例2
とにかくセコイやり方が多いです。
以前にも書きましたがゴルフ場でプレイすることが多くそのゴルフ場での事件です。
ボールがよく無くなります。池があり、ラフが深くこのようなゴルフ場でボールが無くならない人は上手な人ですが、私のように百前後のスコアーだとボールが四〜五個は無くなります。
また下手な割にあまりボールを持っていきません。従いましてゴルフ場でロストボールをしばしば買うわけですが無くなったり買ったりしていますと、持参したボールの数と今現在持っている数が分からなくなります。
それがつけめで、いつもニューボールに近いもの(いいボールしかとりません)が一〜二個盗まれています。今日は順調にボールがなくならずラウンドしている日は数が分かっていますので、とりません。
とにかくうまいのです。日本人の方も良く分かってきていますので、ラウンド終了後、ボールの数、手袋、クラブの本数を確認してチップを渡しますが、相手もさるもの、ラウンド終了した後メンバーの方と本日の成果を冷たいビールを飲みながら語り合っている時間帯にキャデーがバックを車に積み込みます。この時間帯を狙って盗むのです。
『くそ』と思いながら次回ゴルフ場にいくと私専属のキャディーとして平気な顔で出てきます。そこで一言『お前はクビ、チェンジや』と違うキャディーを雇うことになりますが、ここのゴルフ場キャディーは、ファミリーでたらい回しの為似たような者です。
そして厚かましいのは二〜三か月たつと何もなかったように、首にしたキャデーが復帰しています。『いったいどうなってんのや』。
一度掴まえた客は逃がしません。ゼッケン番号は付けていますが客がキャデーを選べないのです。
例3
これは少し前の話し。犬が盗まれました。それは友人の家の犬です。
ほんの少し目を放したすきに、荷物の搬入されているすきにです。人なつこい犬で誰にでも愛想を振り撒きます。入り口を出た犬を多分小脇に抱え、あれよあれよという間に売買完了したようです。
私と空手マン、工科大学出のエリート『共にミャンマー人』三人で追いかけましたが後の祭りです。
近くにいる通行人に聞くとビルの二階に上がったようです。二階の人に聞くと三階と言う。『あれれ三階なんかあったっけ』と思いながら上がって見ると薄暗い部屋にビリヤードの台が数台。
そこの店員に詰め寄って聞くと屋根裏にいるとのこと、大声で呼び出すと犬を抱いて降りてきました。
曰く二千チャット『日本円で約八百円』で買ったと。約十分程の間に商売が成立したらしい。
インポートもエキスポートも大変難しい国、何をさせても遅い国ですが、こんなことの早いこと、早いこと呆れます。
いろいろな人に聞きますと、珍しい犬は高く売れるので人気があるそうです。犬をお持ちの方ご用心。
美山 大助
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