ミャンマーの素顔


  材木

 ミャンマーに来た当初の目的は、豊富にある材木とそれを使った家具の輸出を依頼され、専門が家具、雑貨だったものですからお手の物とばかり軽い気持ちで参りました。ところがドッコイ、家具は乾燥を含めた諸々が使い物にならないし、材木と言えば一部の日本企業以外まともな乾燥、製材ができないし。更に製材ができないなら、丸太をと、これも政府の許可がでないし、八方塞がり状態です。また驚いた事にミャンマー以外で存在が確認されている木を、誰に聞いても分かりません。他国の呼び名、ミャンマーでの呼び名、そして学名、更にミャンマーの木材二百種類以上掲載されている本の中にも説明されているのに。

 ミャンマー人にも、木材を扱っている日本人の方にも分かりません。

 一体どうなっているのでしょう。折角友人からオーダー貰っているのに。またもや前へ進みません。何か新しいことに取り組んで行きますと、必ず障害が発生します。それでも調べているうちに政府発行の木材のサンプル帳があると聞き、買いに行きましたが、お決まりのコースで今はないそうです。いつできるのと聞かせると、これも決まったような返事で分かりません。二種類あるうちのサンプル帳一種のみ、一か月後購入、肝心なもう一種はいまだ未定。

 何かをしようとすると、うまくいかないようになる、切り替え装置全力稼働中!!

中古王国

 何でもあります中古品。特に町中を走っている車は、中古車のオンパレードです。それも日本車の廃車になったような車が大手を振って排気ガスを撒き散らかせながら走っています。バス、トラックはそれ以上によく走っているなと思います。いくら上手に修理ができると言っても限界があります。

 その結果道路のあちこちでエンコ、パンクです。タイヤの溝がないような車で悪い道を走っているのでパンク、パンクが非常に多く見受けられます。

 特に長距離バスは五度の小旅行で一〇〇パーセントの確率でパンクです。

 いくら中古と言ってもメイド、イン、ジャパンの評価は大変高く日本人として誇らしく思います。自転車などはヤンゴン市内のバスターミナルの四隅約五〇軒の店にすべてに日本製が在ります。それも中古品です。インド製の新品で一万チャット、中国製の新品一万チャット、日本のパーツを使っているもの、中古で一万チャット、全て日本製の中古自転車は一万六千チャット、テレビ、ビデオ、オーディオ、冷蔵庫、と新品も沢山ダウンタウンで売っていますが高くて買えないため中古品の人気が凄いのです。ある人は車の中古も少し前まで安かったのに今は廃車か廃車寸前の車が一四〇万チャットから一八〇万チャットと高くなり過ぎ日本の事を思うとバカバカしくて買えないとおっしゃっていました。

美山 大助




[BANGKOK SHUHO]