ミャンマーの素顔
〜関西商人による現地報告〜
あるボランティアの話し
ある日、熊本から一人のボランティアと称するH氏が舞い込んできた。
「マッサージをボランティアでミャンマー人に教えたい」ために、偉い人に会いたかったが、ミャンマー人に騙されたとか言っての協力の依頼だ。かなり切羽詰まっていたのだろう、体が多少震えている。『善意でこんな国まで来て、ミャンマー人に裏切られてか。かわいそうに』と感じ、「で、どのようにして教えたいのですか?」
「とりあえずは、偉い人に会って、その人の主催でのマツサージ訓練と、盲学校での教習を行いたい」。
『素晴らしい考えを持っているな』と感激し、車両、通訳、ホテルの手配、大臣との面会など、全面的に無償で協力して差し上げることにした。
先ずは、偉い人との面会については、手配の翌々日にできた。更に、偉い人の嫁からのツテで、個人的な面会を用意した。
H氏は、日本への一時帰国後、再出発を期して再びミャンマーに入国。その日からわが社の車両と通訳を派遣。勿論、無料で。
ああ、良いことをしたなと思っていた。
しかし、約二週間してから雲行きがおかしくなってくる。
H氏のために、一年間有効の査証と、在留許可を申請してあげた後、査証と在留許可の政府手数料を、H氏に請求した時「ふざけるな!俺はボランテイアで来てるんだ。お前が手数料払うの当たり前だろう!」と。
どうも、おかしいと思っていたところに、更にH氏からみて別の会社に迷惑をかけることになり、人を騙すのもいい加減にしろ」と言われた。『何で、こんなことを言われにゃ、いかんのか』。もういいかげんにしてもらいたい一心で、派遣していた通訳に会社復帰命令、車両の引きあげを行って見た。
翌日H氏からは「貴様、俺を何だと思ってか!」と怒鳴り込まれ、殴り掛かってきた。
ミャンマーも名前が知られるようになってきて、いろんな日本人も来るようになりました。良きにつけ、悪しきにつけ・・・。
商品開発
インポートも、エクスポートも大変難しい国です。私としましてはミャンマーの本当に良い物を見つけて、日本に紹介したいと思って、ミャンマーに来た訳ですが、
『帯に短し、襷に長し』で上手くいきません。
見付けた商品はミャンマーで作りながら、タイのオリジナルであったり、素材としては素晴らしいのに、よくもまあわざわざドンクサクできるなと逆に感心する作り方です。それでも何度も何度も現場へ足を運ぶうちにオリジナルが可能な商品群を探し当てました。それは籐製品、ガラス製品、ファブリック製品です。木工製品は素材としては一級品ですが日本の要求には答えられません。素材としてはすでに要求レベルをクリアーして実績を上げていらっしゃる日本企業もありますが、加工品は製材、乾燥とも今のままでは無理です。その点手造りながら籐製品、ガラス製品はハンドキャリーで実績があり人気がかなりあります。
そしてこちらの特徴ですが、仲良くなれば一点からオリジナルを作ってくれます。日本でデザインした一〇数点を日本の小売店に採用していただきました。
特にガラス製品はヤンゴンの日本レストラン三店舗にも採用いただき、良い物は日本もミャンマーも関係ないと実感しています。
探せば見付かる商品、粘ればできるオリジナル。
美山 大助
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