ミャンマーの素顔


ミャンマーの素顔

〜関西商人による現地報告〜


恋文  

 ミャンマー人が日本語学校で正確に覚えると表題のようになります。

 ラブレターのことです。変な感じです。こちらでの結婚感はまだまだ古く、親が決めた相手と結婚する人が五〇パーセントもいるそうです。「なぜ自分たちで決めないの」と聞くと、「はい自分たちで決めると後で困ったことがあっても親は応援してくれないから」とのこと。なかなか現金です。このため普通の若者、片思いが多く、悶々とした日を送っているようです。

 もし声を掛けるとしても、日本の若者のように「お茶飲めへん」「映画見に行こう」「ドライブしよう」とは言えないようです。(関西弁なのと年なのでボキャブラリーが不足しているのはお許しください)こちらの若者は結構シャイなのです。

 結果恋文を書きます。OKならば返書が貰えます、駄目な場合当たり前ですが何もありません。OKとなった二人は恋人とみなされ、変な所へは行けないのだそうです。「変な所ってどこ」「夜の公園とか」「夜の公園ダメなの」「そうです、本当の恋人は、夜出掛けません」「あれはなに」「ニセモノの恋人です」「へ〜」健全なお付き合いが展開されるのです。しかし昼の日中に、私達でも目を塞ぎたくなる光景もざらです、それを聞くと「恋人はいいのです」「もう一つ聞くけど男同士手をつないでいるのはホモ?」「友達は手をつなぎます」「気色わる〜」。

あれこれ比較

 イギリス人が明治時代に訪日したおり、あまりにも生活習慣が異なることを面白おかしく描いたコミック本を、兵庫県の芦屋市の美術館で、見せて頂いたことがあります。その内容はほとんど忘れましたが、ミャンマーの人達と結構似ていることを描いてあったと思います。

 何でもない事が事件になるのです。笑っておれません。日本も昔このようだったこともあったのだから。トイレは結構事件になります。使い方が判らないのです。日本でも外国旅行したお年寄りの方が、便座の上に不安定のまま乗って用を足されていました。ここミャンマーでも洋式便器をよく知りません、特に田舎の人は見た事もありません。当然です。少し田舎に行くと電気も水道もないのだから。水洗などどうなっているかも判りません。日本の紹介についても肥汲みトイレの場合の、若い日本人も知らない、はねっかえりを漫画にしていました。乗り物も籠が載っていました。似たような物ですね。人も真面目で、勤勉です。(これは実際には少し違いますが。人の見ている前と、チェックする人がいないときではミャンマーの人は極端に違います)。 良く似ているようで本当は全く違うのではと思う事は沢山あるようです。

 発展する過程が、同じアジアの農業国として似ているということなんでしょう。しかし根本的な精神は違います。

信号無視

 ヤンゴン市は車が多く、信号機が大変少ない所です。またダウンタウンの人の多さは半端じゃないので、横断歩道以外でも束になって横断します。まるで『みんなで渡たれば怖くない』の図です。

さらにひどいのは、信号が赤でも関係ありません。これも大勢で信号など何処吹く風で渡ります。「信号が赤の意味知っているの」「はい、知っています」「知っててなぜ渡るの」「はい、お巡りさん見ていないから」「そんな問題じゃ無く、渋滞しているのがさらにひどくなるじゃないか」「はい、でも渡ります」

 一人や二人が無視して渡るのであれば可愛いのですが、集団で渡る姿は不気味なものがあります。深夜、早朝、信号など無視して車は走ります。走行ラインなど無視して走ります。そして例のクラクションです、うるさくて仕方ありません。自転車がセンターラインを走ります。歩行者が車道を歩きます、指示機を点滅させずに曲がります。メチャクチャです。

 ついでに書きますと、ここのドライバー運転下手くそなのです、Uターンが上手くできません、道路の真ん中で右往左往することしばしばです。おまけに、車庫入れも下手です。更に、更に、自己中心的。譲り合うことしません、交差点で立ち往生ざらです。気を付けよう車と信号。自己主義に。

美山 大助




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