ミャンマーの素顔


ミャンマーの素顔

〜関西商人による現地報告〜


シャンプーリンスの店
YASUKO (三)
 

 さあ、これから大変です。紹介者から大工の家を聞き出し、無理矢理店まで連れ出しました。

 ここから私の独壇場です。

日本語しか話し出来ないのに、通訳など無視して大工に大声でどなりちらしたものですから、近くの店の店員やら、通行人が大勢面白がって見学しています。なかには通訳に事のなりゆきを聞いて、大工に何か話ししています。

 ギャラリーは自分の事ではないので、私の言い分が合っているので、仕事をしなさいと言っている様です。

良く聞いていると次の事がわかりました。

一 正確な見積りが出来ない為、材料費がオーバーした。
二 先に前金を利益として使ってしまった。
三 メモをしない為、私の言った事を忘れている(自分がサインしたことも)。
四 言われた部材の内容(価格も品質も)が全くわからない。

 まあ聞いているとあきれることばかり。こんな調子で工事を受けて出来るわけありません。

 ミャンマー人は頭が良いとよく言われます。たしかにあるレベルの人はそうかも知れませんが、現場の人たちを使っている方はトラブルが多いことがよくわかります。なんでこんなことが…の連続です。

 結論からいいますと、部材を買えないと仕方ないので、一部追加払いしました。ペナルティなどどこ吹く風です。当初の見積り一四〇、〇〇〇チャット(約四〇〇ドル)。オーバー分四〇、〇〇〇チャット(約一一〇ドル)。払った追加分一五、〇〇〇チャット(約四一ドル)。たったと思われる人が多いと思いますが、出費ばかりのミャンマーです。一ドルでも出費を少なくしないと…。

さらに追い撃ち。バンコクでビザを取るためにOPENの三日前にミャンマーを出国しました。一日で取れていたビザが急に一週間かかるそうです。

日本人の方々へ案内したオープン日に帰ることができなくなってしまいました。

ああ、ミャンマー無情!

美山 大助




[BANGKOK SHUHO]