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ミャンマーの素顔
〜関西商人による現地報告〜
ヤモリとアリ
驚く事の多いミャンマーですが、初めて来たおり、早速歓迎されました。全日空の直行便は日本時間の深夜に到着するので、ホテルにチェックインしたらすぐ深い眠りへ。何時か分かりませんが「ケッケッケッケッ」と小鳥の声のようです。目が覚めました。「あれー、部屋の中に小鳥が紛れ込んでいるのかな?」鳴き声のするカーテンの後ろをチェックしますが何もいません。外は真っ暗なのでもう一度寝直していますと、またもやさきほどの声、おかしいと思いながら眠いので今度は確かめにいきません。「ケッケッケッケッ」何度も鳴きます。気になって眠れません。もう一度鳴いてみろと枕を二つ持ち身構えます。「ケッケッ」鳴きました。声のするカーテン(壁よりのため窓ガラスの割れる心配ないので)めがけて思いっきり投げ付けます。ポタッなにか落ちて来ました。気色悪いので懐中電灯で遠くから見ますとなんとヤモリ、ヤモリ。当たり所が悪かったのか瀕死の重傷です。その後どちらに行っても、ヤモリばかり。飼っているのかと思うほど沢山います。
そして「ケッケッケッ」ヤモリの合唱です。
アリも多いです。蚊もいないのに、なぜ噛まれるのかこれも不思議に思っていました。発見しました。ベッドのシーツの中にいました。よく見ると部屋中にいます。ある程度のレヴェルのホテルでこのような状態です。本当にミャンマーには、欲しい物はなくて余計な物は沢山います。
真面目なミャンマー人
長く(それほど長くありません)いると、ミャンマー人の良い所と悪い所がよく分かってきます。私が雇っている通訳二人とタクシーの運転手は本当に真面目です。特にタクシーの運転手はヤンゴン大学出身の元公務員ですが、時間の正確さといえば日本人以上です。 ゴルフの日は朝が早いのは当然ですが、ヤンゴンのゴルフは暑いので特に早いのです。私はゴルフを無理やり誘った手前友人を迎えに行く立場にあり、朝六時スタートですと四時四五分にはホテルに迎えに来てもらう必要があります。朝早いのは何の抵抗もありませんが、四時起床でシャワーを浴びてホテルの窓から下を見ると、すでに入り口で待っていてくれます。時計を見ると四時一五分。あわてて一階に降りて友人の家へ。五時一五分の待ち合わせが車も空いているので着いたのは四時三五分。あまりにも早すぎてまだ起きてはいらっしゃいません。一度や二度ではありません。毎回こうです。日中の待ち合わせも同じようなものです。さらにいくら誘ってもお茶、食事に同席せず、いつも車を磨いています。話し好きなミャンマー人にあって寡黙でもくもくと仕事をしている姿は、他でも評判です。それくらい目立つのです。「良い運転手みつけましたね」と皆が言ってくれます。ありがとう・・・・
母系主義
ある本には、ミャンマーは基本的には核家族の国だ、と書いてありました。そして、あるミャンマー人は父系主義の国とも表現していました。「ふむ、ふむ、ならば男性社会って事だな」と早合点して来たミャンマー。とんでもありません。よくよく見てみると、ミャンマー人男性の多くは「婿養子」の如く、妻の実家に入っています。事務所内を見渡してみると、女性の方が男性より、よく働きます。建設現場でも、力仕事をしているのは女性の方が多く、男性はプータローしているのが、目立ちます。はたと思って、ミャンマーの田植え歌をよくよく読んでみると、女性が「あいつも、あたいと結婚すりゃ、今は絹のオベベを着て...」と、男性をまるでヒモのように見ています。唯一つ男性が優位に立つのは、仏教施設内や仏教行事でのこと。まあ、東南アジアではどこでも同じ。女性は強し。父系主義なんてありゃしない。誰だ、核家族なんで書いたのは!
美山 大助
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