ミャンマーの素顔


ミャンマーの素顔

〜関西商人による現地報告〜


知らないということは恐ろしい

私とミャンマー人A君との会話

A「海の魚は臭くてミャンマー人は食べません」

私「川とか池の魚のほうが臭いの知っている」

A「いいえ、違います。海の魚のほうが臭いです。」

私「海の魚は何を食べたの?」A「はいマスター、食べたこと有りません」

A「ミャンマーの女の人きれいでしょう」

私「そうかな?」

A「きれいです。一番です。」

私「それはそうと他の国の女性みたことある?」

A「ええ、中国人とインド人の女性」

私「ひょっとするとそれヤンゴンで見た女性?」

A「はい、そうです」

私「同じミャンマー人ではないの?」

A「いいえ違います」

私「テレビでミャンマー、ミャンマーと何度も同じアナウンサーが連呼しているのは、何?」

A「ミャンマーが素晴らしいから」私「君もそう思う?」

A「はい思います」

私「もう一度聞くけど他の国知っているの?」

A「いいえ知りません」

A「ここのお菓子おいしいでしょう。ミャンマーではやっています」

私「この店は日本のコピーであるということ知っている?」

A「知りません」

私「これミスタードーナッツといってダスキンがやっているの」

A「同じような名前ですね」

私「もう少し遠慮があってもいいと思うがね、ミスターJドーナッツとはひどいね」

とにかく物を知りません。この国から外国に行くには大変な労力とお金が要ります。一度外国(日本)に行くと帰ってきません。外から見て初めて分かる本当のミャンマーです。

U―十六

 U―十六 アンダー・シックスティーンというそうです。何の事かといいますと、世界中の話題であったサッカーワールドカップのジュニア版です。そのジュニア版の一次予選がなんとこの国ミャンマーで開催されたのです。現地の日本人会の人たちは大騒ぎです。

 日本人会の運動担当の方々を中心に歓迎・応援の準備が行われました。私たちにも競技場での応援の要請があり、できる限り応援にいくことになりました。試合は日本・香港・ラオス・マレーシアそしてミャンマーの五カ国対抗です。一位になったチームのみ二次予選にいけるわけです。私はサッカー通ではありませんが、ジュニア「U―十七、U―十八」は結構強いことは知っていましたので、U―十六も一次予選は楽勝と信じていました。そのとおりで香港戦に始まり、楽々と勝利を重ね、三戦全勝同士のミャンマーと最終戦を迎えることになりました。さあ大変です。過去三戦ミャンマーが日本びいきとは名ばかりで、ミャンマー人の観客はすべて日本の対戦国の応援です。日本が点を入れるとブーイング。怪我で退場者が出ると拍手喝采です。なんと嫌みな連中だとおもっていましたら、サッカー賭博をしていて、ハンディはあるものも皆相手国に賭けていたのです。応援の仕方の激しさから最終戦のミャンマーは大変なことになるのではとの予想通り、日本人会で確保した席がミャンマー人に乗っ取られ、席がありません。それどころか、危険なので観客席に入らないでくれと、ガードしている軍人に言われました。日本人の応援者約二百人、相手はといいますと約二万人あまなんという激しい応援。

 この熱心さが仕事にいかせればいいのに・・・それにしてもガードしている軍人の役に立たないこと。あきれはてました。

美山 大助




[BANGKOK SHUHO]