ミャンマーの素顔


ミャンマーの素顔

〜関西商人による現地報告〜


おしゃべりな人達

 とにかく、しゃべり好き。まあ、よくそれだけ話すことがあるなぁと感心します。時間があれば、「ペチャクチャ」、手が止まれば「ペチャクチャ」。大事な商談の通訳時でも関係なさそうな話を「ペチャクチャ」。そして肝心な話になると本人達の知識不足を埋めるかのように一生懸命「聞き役」に回るのです。途中、「おい!!何を言っているのか教えろ!!」と言っても、本当に真面目に聞いているので、私の声が聞こえません。

 何をしに来たのか、本人たちは忘れています。また相手も、同僚にはなかなか教えないことでも、知識をひけらかすかのように長々と演説します。「質問しているのは俺やぞ、できるのか、できないのか早く教えろ!!」「ハイ、マスター。できない」「今まで延々と話してたのは、何を話してたの?」と怒らないで聞いても話してくれません。「日本人はね、できない理由が判れば解決する方法をヒネリだすの得意だから」「大変難しいからできないと言っている」「だからどこの部分が難しいの、いままで話していた十分間を通訳してよ」

 とにかくこのようにポイントがずれています。しかし関係ない話は第三者も入って「ペチャクチャ、ペチャクチャ」楽しい会話は弾みます。

ミャンマーの薔薇にはトゲが無い

 本当の話です。トゲが無いのです。不思議です。知人のオフィスにグリーンと花をプレゼントしたくて、早速ヤンゴン生活手帳に記載されているマーケット三軒と、店舗四軒を回るつもりで住所を確認、順路を決めてスタートしました。

 一軒目の店で、薔薇の植木、アルカヤシ、ケンチャヤシ、ホンコンカポック、ガジュマル、結構あります。しかしながら鉢がすごく悪いので、良いのを要求すると、他の店で買えと言う。毎度の事なので驚かず次の店へ、何と政府関係の敷地にあるお店は全て休み。定休日を確認してきたので「なぜ休みなの」と質問すると「分かりません」もう一度もとの店へ戻ろうとしたら道が封鎖されています。「なぜ?」「分かりません」後で確認すると、ミャンマーのお坊さんとインド人のモスクが揉めていて、殺し合いの喧嘩になっていたそうです。そのためモスクのある通りが封鎖されていたようです。

 封鎖などいつもあるので現地の人は気にもしていません。翌日封鎖が解かれたので、アルカヤシを買い、薔薇の切り花を市場に見に行きました。

 市場にある花の種類は、キク科の花五、六種、そして薔薇(ピンク、ホワイト、イエロー、レッド)の四種、そしてグラジオラス、分からない花二種それで全てです。トゲの無い薔薇は一本五チャット。「安いね」「買ったことがないのでわかりません」

美山 大助




[BANGKOK SHUHO]