ミャンマーの素顔


ミャンマーの素顔


学校教育

 ミャンマーは、高校の最終学年時に高校卒業資格試験が行われる。これは、日本の共通一次試験と同じような意味を持ち、卒業試験をAランクで通過すると、大学入学資格が得られる。時に大学進学率約二%。と言うと、かなりの秀才のように見えるが、そんなこたぁない。

 このAランクで卒業した人たち、その時の試験の点数で、ほとんど同時に進学する大学や学部などが決まってしまう。講義は全て必修科目で、時間割も決められてクラス分けさえも、上から決められてしまう。更には、教科書は英語で書かれていて、ほとんどの学生は理解すらできない。大学二年時に選抜試験があるが、選抜された学生以外は、ゼミもない。ここでも教科書丸暗記の授業が行われる。だ・か・ら、日本のように、卒業と共に大学で勉強したことを忘れるんじゃなくて、始めから何も入っていないんじゃないかなと思わずに入られない。よく言われます「ミャンマーの大学生って、日本の中学生レベルね」

 ミャンマー人を採用する面接の時に歴史学で修士課程を卒業した学生に質問してみた。「十九世紀に、イギリスとミャンマーの戦争が三回あったよね。どっちが勝ったの?」

「はい、三回ともミャンマーが勝ちました」

「じゃあ、どうしてミャンマーはイギリスの植民地になったの?」

「知りません」

一日五食

 これも色々な本に書かれていましたが、ミャンマーの人たちは食事は二回で、お昼を食べないとか。しかし、私の通訳君二人(一人では心もとない語学力なのと、二人でも賃金が安いので契約しています)と同行していますと、朝も昼も、そして夜も、同じように園力なく食べています。更に、甘い物の好きな私は夕方のティータイムは現地の人が飲食している店によく入ります。そこでは飲み物の注文の後、お皿に載ったパン菓子を、二、三皿テーブルの上に置いていきます。私がつまむと同じように、「ミャンマーのパン、美味しいでしょう?」と言って食べています。

「おいおい待てよ。」

「何ですか?」

「君たちは一日二食じゃないの?」

「それはですね、大事な食事が二回なんです。」

 何じゃそれは?分かった!!

 ある会社で出社したとたん、台所で食事の用意をして食べているのが・・・・。

「結局何食、食べているの?」「ミャンマー人はいつも食べています。」

「答えになっていない!!何食?」

「朝と昼の間、昼と夜の間でしょう、そして寝る前です。」「毎日五食も食べているから肥満体が多い国なんだ・・・」

美山 大助




[BANGKOK SHUHO]