アジアの風に恋をして
タイの職安
先頃の日本の総務庁発表による完全失業者は、二八四万人と過去最高の記録。雇用情勢の悪化が数字にはっきり出ている。一方、当地タイ国でも厳しい。「IMF体制下にあるタイでも失業率が二百万人を突破。政府は年末に二百万人に達すると予測していたが、早くもそれを上回った。失業者は六%を越え、経済危機が表面化する前の九六年のほぼ三倍に上昇(日経紙)」。その後タイ国首相府国家統計局は、失業者数を二百八十万人に達したと発表。この一、二カ月間失業者の関連記事が大なり小なり紙面を飾っている。
OVTA派遣事業の在タイ日本人従業員各氏に話を聞くと、最近はタイ人従業員が辞めなくなってきたという。以前のようなバブルの雇用環境とは違ってきていることを、現場の第一線はよく承知しているからのようである。また、この状況下にあるので、割と企業側が従業員に話す。〃経営危機説〃にも耳を傾ける風で、例えば昇給ストップやボーナス待ち越しにもおとなしく納得している雰囲気であるとか。これまでにあった日系企業への〃なんでも闘争〃の意気はこのところ見られないようだ。
私は、タイの職業安定所の内容を知りたくて労働社会福祉省に問い合わせた。三つ折りのリーフレットが送られてきた。しっかりした紙質にカラー印刷のカット写真を入れたタイ語のそれを翻訳に回し読んでみた。読者の方にも内容の一部をお知らせしたい。頭の片隅にでも入れておいてもらえば、と思うからである。
・「満足できるサービス 応募無料 仕事見つかる」としたタイトルで問合わせ先が書かれている(就業斡旋局 TEL 三一一・七七九〇、三三二・九一〇五 FAX三一一・七七九〇、三三二・九一〇五各県の就業斡旋事務局はTEL 二四五・一八二三、二四六・九二九二)。
・現在、バンコク市内には全部で九カ所の就職斡旋事務所があり、就業斡旋局の全業務及び国内での就職斡旋サービスを全職種・全学歴レベルに対応した求職者及び転職希望者、または求人中の雇用者に無料で行っております。
・必要書類として
求職者は、国民登録証の原本とその写し、戸籍謄本の写し、卒業証明書の写し、写真その他、徴兵免除証明書、職務経歴証明書等。
求人中の雇用者は、納税者証及び法人登記証明書の各写し(法人の場合)、戸籍謄本及び国民登録証の各写し(自然人の場合)、委任状の原本、委任者及び被委任者の国民登録証の写し(収入印紙三十バーツ貼付)。
・その他、就業斡旋局の斡旋サービス内容、二十四時間就職斡旋サービスの電話番号(二七九・〇五〇五)、就業斡旋事務所の所在地等書かれている。
「コンビューターによる職業紹介に関する情報の提供」、「インターネットによる国内外のタイ人への就業斡旋に関する情報の提供」等このリーフレットには文字が踊っている。が、実際のタイ人の働き口の見つけ方は、口から口耳から耳の〃その日情報〃によって動くようですね。
(OVTAタイ事務所所長)開原 紘
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