カセサート大学校内の養鶏試験場に体長五メートルの巨大夫婦(めおと)ヘビが…

捕獲後は、ドゥシット動物園に引き取ってもらう予定に


 今月九日午後四時頃、バンコク市内バーンケン区にあるカセサート大学農学部畜産学科の所有する養鶏試験場で、巨大なングー・ルアン(黄色ヘビ)が二匹発見された、という噂を聞きつけたマスコミは、早速大学に駆けつけた。

 マスコミが現場に到着した時には、二匹のヘビは既に捕獲され別々のケースに入れられており、見物に来た大勢の野次馬に取り囲まれていた。 二匹のヘビは夫婦と思われ、雄の方は体長5メートル、太さ16インチ、重さ60キロ。雌は体長は同じく5メートル、太さ12インチ、重さ40キロ。

 この夫婦ヘビの第一発見者である、同大学の職員スチャートさん(37)は、興奮気味に発見当時の様子を語った。「今日の午後、養鶏試験場裏で草取りをしていると、草むらの中で一本の木のような物が動いているのが見えました。直ぐにヘビだと分かったので、小枝でちょっと小突いてみたところ、映画『アナコンダー』の中に出てくる大ヘビのように、突然私の方へ向かって来たので、心臓が止まる位ビックリしました。急いでその場から逃げて、友達数人を連れて再度引き返し、よく観察してみるとヘビは二匹居ることが分かりました。これまで見たこともない程大きいヘビで人間の手では捕まえられないと判断し、小型クレーン車でヘビが逃げられないように押さえ付け、その後大きな米袋に閉じ込めました。その間、ヘビは何度も攻撃的な行動を起こしましたが、幸い全員無事に作業を終える事が出来ました。ドゥーシット動物園に連絡し、この二匹のヘビを引き取って欲しいとお願いしましたが、明日にならないと担当者が引き取りに来れないので、それまで大学側で預かってほしいと言われたので、この檻に入れました。」

 スチャートさんの話によると、この辺りではよくングー・ルアンを見かけるが、今回のは今までの中で一番大きかったそうである。前回捕獲した小さめの黄色ヘビは、ある人に千バーツで売ったとのことだ。しかし、その時ヘビを買った人が、しばらくしてから再びヘビをスチャートさんに返しに来た。なんでも、そのヘビを飼うようになってから、家族に色々と良くない事が起こったそうである。その後、そのヘビは、チョンブリー県にある『カオ・キァウ動物園』に寄贈してしまった。

 今回捕獲した夫婦ヘビは、誰にも売るつもりはなく、ドゥシット動物園で世話をしてもらう予定だ。

 養鶏試験場のある場所は、鳥等の動物の死体を捨てる場所にも近いため、たくさんのヘビが生息している可能性はあるが、最近になって、飼っている生きた動物、例えばアヒル、鳥、猫まで襲われることが多くなったのは、今回の巨大ヘビの仕業であったと大学側では推測している。



[BANGKOK SHUHO]

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