猛暑による幻覚??

スクムビットで〃虎狩り〃騒ぎ
昼寝を妨害されたのはナント!〃ネコ〃


 先月二十九日午後一時、バンコク市内トンロー警察に、スクムビット通りソイ・三九にあるプロムミット病院で栄養士をしているソンポンさんという四十才の男性から、「病院の五階のベランダに出て携帯電話で話している時、病院の反対側に見えるソイ・四十三にある工事中の建物の中に品種は不明だが〃虎〃がいるのを発見したので直ぐに捕まえに来てほしい。」との報告があった。

 警察は、ドゥシット動物園の園長であり獣医でもあるアロンゴーン氏に連絡を取り、虎を捕獲する職員を派遣してもらうよう協力を求めた。

 派遣された職員は、麻酔薬を塗った吹き矢を用意し、虎が目撃された建物へ入っていった。この建物は今回の不況で工事が中断されており無人状態だった。動物園の職員に続いて付近の住人と病院の職員も〃虎狩り〃に協力するため、ある人は木の棒を手に、ある人は鉄棒を手に建物の中へと入った。

 先ず、隠れている虎が出てくるように、全員で建物を取り囲み、コ〜ンコ〜ンと音を立てながら脅した。そして、およそ四十五分後にとうとうコンテナの下に隠れていた動物が姿を現した。しかし、その動物を見た全員は唖然とした。それは虎ではなく〃ネコ〃だったのだ。

 動物園の職員は、とりあえず吹き矢でネコを気絶させ、証拠として住人達に見せた。思わぬ結果に拍子抜けした住人達は、一同に「きっと、あんまり暑いんで目がおかしくなり、ネコを見て虎と勘違いしたんだろう。」と笑ったという。



[BANGKOK SHUHO]

| HOME | バックナンバー | 購読のご案内 |