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サイアム・コマーシャル・銀行チャランサニットウォン支店に白昼堂々銀行強盗
警察が手薄の時間帯を狙った犯行か・・・? 今月二十一日午後三時、バンコク市内バーンイーカン警察にチャランサニットウォン通り四八のサイアム・コマーシャル銀行から強盗に襲われたとの通報が入った。 警察が銀行に駆けつけると、銀行入口から通りにかけて血痕が点々と付いており、その血痕は銀行内のイスの所まで続いていた。その血痕は負傷したガードマン、ウタイさん(二五)のものと判明。ウタイさんは強盗犯人に右腕を撃たれ、その銃弾は腹部にまで達するという重傷で既にチャオプラヤー病院に運ばれたあとだった。 事件は一様終わった後も、銀行内の職員やたまたま事件に遭遇した来客達は未だ恐怖感から解き放たれず、ビクビクと怯えている状態だった。 事件が起きた際カウンター窓口に座っていた職員のノンパガーさん(二八)とプッサディーさん(二八)の二人は警察の事情徴収に対し次のように証言した。 その日午後二時五十分、メガネをかけ、白いラインの入った黒シューズを履いた男が突然ドアを開けて入ってきた。年齢は二十五才前後で、白い長袖シャツにカー黄色の長ズボンという服装だった。男は中に入ってくるやいなや持っていたピストルを入口近辺に居たガードマンのウタイさんの右腕に向けて発砲。男がもう一発撃つ前に、倒れたウタイさんは必死で這いながら外に逃げ出した。男は左手にピストル、右手にマンガが描かれた赤い袋を持ち、カウンターの前に立つと、「金はいくらあるんだ!あるだけ全部この袋に入れろ!」と命令した。ノンパガーさんとプッサディーさんの二人は、急いで引き出しの中から合計五万二千バーツの現金を出し袋に入れた。その間犯人の男はピストルをその場に居合わせた全員に向けて脅しながら、「もう全部入れ終わったのか?どうしてこんなに少ないんだ!?」と怒鳴った。その後、男は袋を抱えて外に飛び出し、チャランサニットウォン通り四六方面に向かって、車にもバイクにも乗らずに悠然と歩いて行ったという。 事件の一部始終を目撃していた客の一人で、ラムカムヘーン大学に通いビジネス・アドミニストレーションを学ぶ女子大生タノンシンさん(二一)は、「私は外務大臣スリンの孫です。今日はお金を預けるために待っていた時に事件に遭遇しビックリしています。犯人の男はガードマンを撃ってからお金を取って逃げましたが、私たちには何もしませんでした。」と証言した。 警察は、指紋をとり、目撃者の証言を元に犯人の男の似顔絵を作成。この支店には防犯カメラの設備もなかった。 マスコミは、事件が起きた時間が、丁度アルンアマリン交差点の新しい高速道路開通式の行われた時間と重なり、大勢の警察官がその開会式のために出動していたために、他の警備が一番手薄になっていた事を指摘した。
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