ドゥシット動物園から盗まれた珍鳥がチャトチャック・マーケットで売買


 今月二日午後一時、マスコミが警察から報告を受けた情報によると、先月九日午後三時十五分、ドゥシット動物園の職員から「世界的にも珍鳥とされているメージャー・ミッシェル種のノック・ゲーオ(オウム)が何者かによって盗まれた。」との通報を受けたという。この品種は輸入されたもので、市場価格はおよそ十五万バーツ、白とクリーム色の体毛に羽は薄いピンク色という美しいボディ。

 盗まれた時は檻の鉄棒が切られ、強い力で押し広げられた状態だったという。

 ドゥシット動物園はタイ政府の管轄下にあるため、警察は盗まれたオウムの行方を必死で捜していたところ、先月二十六日に、再びドゥシット動物園の職員から「園内の別の鳥を盗み出そうとしていたテープナリン(一九)という男を捕まえた」との連絡が入った。その職員は、この男が珍種のオウムも盗んだのではないかと警察に伝えた。

 警察がテープナリンを逮捕し所持品を調べると、金属を切断するためのペンチが二本、スクリュー・ドライバー二本、そして金属を折り曲げるために使うヤットコ二本が見つかった。ちなみに、動物園の職員がテープナリンを発見した時、彼は丁度切断した檻の鉄棒をヤットコで押し広げている時だったという。

 テープナリンは警察の取り調べに対し素直に犯行を認め、これまで二回に渡り動物園から鳥を盗んだ事を自供した。最初に盗んだのは白いオウムで、自分の部屋で五日間程世話をした後、チャトチャック市場で鳥類の売買をしているチャンクリスという男に五、〇〇〇バーツで売ったという。

 警察が、先月二十八日にチャンクリスを連行し事情聴取を行ったところ、テープナリンからその珍しいオウムを買い取った事を認めたが、盗んだものとは知らずに七、〇〇〇バーツで客に売った事を供述した。

 テープナリンは、動物園から鳥を盗む前にチャトチャック市場の鳥類売場で扱われている鳥の値段を調べ、高値で売られている鳥を狙って犯行に及んだという。

 警察は、既に人手に渡ってしまったメージャー・ミッシェル種のオウムに関し、「この鳥は国のものなので、買った人は直ぐに動物園に返却してほしい。」と呼びかけている。



[BANGKOK SHUHO]

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