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自殺か事故死か、謎の動機 明け方未明、黒いパンツ姿の男性、自室向かい側の他人の部屋から飛び降り、死亡 今月二十九日午前六時、バンコク市内バーンケン警察は、バーンケン区ラムイントゥラー・ソイ23にある、『ラムイントゥラー・アパートメント』の駐車場で、アパート上階から飛び降りた男性が死亡したとの通報を受けた。 死亡したのは、『マールアイ・ガーデン・ホテル』の従業員トーンカムさん(20)。死体は、駐車場排水溝に掛けられた鉄枠の上に落ちていた。身に付けていたのは黒いパンツ一枚のみ、腕と足は複雑骨折し、肉から骨が飛び出しており、背中と肩は、落ちた時の衝撃によって潰れていた。 トーンカムさんが飛び降りたと見られる部屋は2507号室。その部屋には、カヌンさん(20)という女性が恋人のサヤームさん(20)と一緒に住んでいる。 カヌンさんの証言によると、事件前、早朝五時頃、彼女がが目を覚ました時、ベッド脇に黒いパンツのみを身に付けた男性が座り込んでいたので、ビックリして隣で寝ていたサヤームさんを起こした。その時、男はいきなり部屋のベランダに飛び出し、そのまま下に落ちて行ったという。 突然目の前で起こった出来事に驚いたカヌンさんは、直ぐに下に居る警備員のブンタムさん(50)に電話で知らせ、ブンタムさんから警察に通報された。 ブンタムさんの話しでは、トーンカムさんは、カヌンさんの真向かいの部屋2514号室に友人のプラサートさんと一緒に住んでいたという。 警察が部屋を調べたところ、ドアは開いたままで、プラサートさんの姿は見られなかった。部屋の中には、トーンカムさんの写真と銀行の通帳、そしてプラサートさんの写真も発見された。ベッドは寝て起きたままの乱れた状態だったので、警察は姿を消したプラサートさんを捜し出し、トーンカムさんの件を聞き出す事を急いでいる。 その後朝八時頃、警察が再度トーンカムさんの部屋を調べた結果、トーンカムさんが外側からカヌンさんの部屋に侵入する事は不可能であるため、ドアから侵入したと断定。 警察は、カヌンさんとサヤームさんがドアを開けたままの状態で寝ていたので、酔っぱらったトーンカムさんが部屋に入り込み、朝目覚めたカヌンさんに気付かれ騒がれたため、慌てたトーンカムさんが前後不覚に陥り、ベランダに飛び出してそのまま下に落ちてしまった事故死ではないかと見ている。 カヌンさんは警察に、「自分の部屋のドアは鍵が壊れており、ノブもネジが緩くなっていた。朝起きた時、パンツ一枚の男が側に座っていたので、もうビックリして大騒ぎしてしまった。そして男は突然ベランダに飛び出し、落ちてしまった。何が何だか良く分からない…」と自分の部屋で起きた不可解な事件に、ショックを隠せない様子で語った。
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