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歌手のパチャラーさん
原因は”タバコの煙”? 今月二十日夜七時半、ノンタブリ県パークレット郡にある住宅地「ガラヤー・ハウス」に住む四十八才の女性、ヌァンシーさんは、口から血を流しながら衣服も乱れたボロボロの姿でパークレット警察を訪れ、隣の家に住んでいるストリングス系ミュージックで有名な女性歌手パチャラー・ウェンワンさん(愛称:エー/三三)に殴られたと訴えた。 警察が詳しい事情を聞いたところ、ヌァンシーさんの息子のグリット君(一三)が家の前に立っていると、いきなりパチャラーさんがグリット君を殴ろうと襲いかかったため、ヌァンシーさんは植木に水をあげるゴム・ホースでパチャラーさんの肩や体を思い切り叩いた、しかしパチャラーさんの方が力が強かったので逆にヌァンシーさんが殴られ、抵抗したが無駄だったという。騒ぎに気付いた近所の住人は見物に集まって来て二人の争いを見物していたが、誰一人助けようとする人は居なかったという。以上の事から、ヌァンシーさんは警察にパチャラーさんを逮捕してほしいと訴え出た次第。 警察がヌァンシーさんの訴えを聞いている最中、パチャラーさんが女性の友人を連れて警察に乗り込んできた。パチャラーさんは、ヌァンシーさんからゴム・ホースで叩かれるなどの暴力を受けた事を訴え、その証拠の叩かれた傷跡も警察官に見せた。 その後、ヌァンシーさんとパチャラーさんの二人は、警察官の前で再び殴り合いの喧嘩を開始。 パチャラーさんは次のように自分の言い分を訴えた。「事件前、私はジョギングをしていました。ヌァンシーさんの家の前を通りかかった時、外に立っていた彼女の息子から失礼な言葉を投げかけられたのです。私は子供は大人を尊敬しなければならない事を教えようと思い彼の方に向かって行きました。その時、ヌアンシーさんが家から飛び出て来て、いきなりゴム・ホースで私の肩を強く叩き始めたのです。頭に来た私は彼女に平手打ちを食わせました。それからはお互いに殴り合いの喧嘩になってしまいました。」 警察は、どちらも加害者であり被害者でもある事を説得。二人から平等に一〇〇バーツずつの罰金を徴収した。 その後の警察の調べにより、ヌァンシーさんとパチャラーさんの二人は以前から仲が悪かった事が判明。原因は、愛煙家であるパチャラーさんのタバコの煙が隣りに住むヌァンシーさんの家の中まで入って来て、そのためにアレルギー体質の彼女の息子グリット君が度々呼吸困難に陥ったことがあるという。ヌァンシーさんは、煙の侵入を防ぐために両家との間に高い塀を建ててほしい旨をパチャラーさんに申し出た。しかし、それも無視された事から二人の間には諍いが絶えなかったが今回の件がこれまでで一番大きな争いだったようだ。 パチャラーさんは、その昔〃オウベイション〃というグループのリーダーとして活躍、代表的ヒット曲に「ラック・レ・キットゥン(Love and Miss you)」、「ティー・ガウ、ウェラー・ダーム(昔の場所で同じ時間に)」、「ラック・ター・サマー(あなたをずっと愛してる)」などがある。その後ソロとして独立してからは、自ら作詞作曲も手がけ、最近では「マイミー・クーン・ナン・イーク・レーオ(あの夜はもう二度とない)」というロマンティックなアルバムをリリースしている。
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