門をよじ登ろうとした八才の男児,
誤って滑り落ちた瞬間、矢型の鉄策の先端が左手の平を貫通


今月二十三日午後六時頃、ナコンパトム県サナーム・チャン病院の職員は、同県市内の一軒家で、鉄の門に登って遊んでいた子供が誤って滑り落ち、門の上部に取り付けて有る矢型の鉄柵に手を突き刺してしまった、との連絡を受けた。

病院の職員が救急車に乗って事故現場に駆け付けると、大勢の住民が心配そうに見守る中で、八才の男児コムサンちゃんが左手の平に鉄柵が突き刺さったまま状態で大声で泣きわめいていた。早速担当医が痛みを感じなくするための部分麻酔を注射し、鉄柵を切る電気道具を持って来てもらうよう指示した。その道具が到着するまで約一時間かかり、その間コムサンちゃんは泣き疲れて声もかすれ、グッタリした様子だった。

ようやく鉄を切る道具が届き、左手の平に突き刺さったままの状態で鉄柵を一フィート程切り取り、そのままコムサンちゃんを急いで病院に運んだ。

手術室でコムサンちゃんの手の平から突き刺さった鉄柵を抜き取るのにおよそ二時間程かかった。なぜなら、鉄策の先端は矢型になっているため、そのまま簡単に抜き取る事が不可能なので、コムサンちゃんの左手の平の突き刺さった部分に最も近い指と指の間を切開手術する必要があったためである。

コムサンちゃんの姉のシースッダーさん(十四)は、「今日は中学三年の特別指導教員のワッタナー先生の家に特別授業を受けるために弟を連れて行きました。私が勉強している間、弟は庭で一人でバドミントンで遊んでいました。」と語った。バドミントンの羽が塀の外に飛んで行ってしまったので、コムサンちゃんは表の門によじ登って外に出ようとしたらしい。鉄の門によじ登っている時に誤って手が滑り、自分の体重の重さで左手の平に門の上部に付いている矢型の鉄柵が突き刺さったものと思われる。不幸中の幸いは、まだ門の上部まで登っていなかった事で、もし門の上でこのような事故が起きた場合、コムサンちゃんの首か胴体に矢型の鉄柵が突き刺さっていたかもしれないという。トラン県版「タイタニック」??



[BANGKOK SHUHO]

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