健康祈願のため 8才の双子の兄妹が結婚

信じる信じないは自由ですが…


  男女の双子は、結婚させないと どちらか一人が早死にする

 今月二十三日、マスコミはラブリ県市内で、八才の双子の兄妹を結婚させる準備をしているという噂を聞きつけた。

 男女の双子は、『結婚させないとどちらか一人が早死にしてしまう。もし結婚式を行えば、どちらも健康で長生き出来る』 というタイの昔からの言い伝えに、半信半疑ながらも結婚式を挙げることを決心したとのことである。

 双子の叔母にあたるスワニーさん(三三)は次のように語った。

 「双子の、兄はベース君、妹はビームちゃんと言います。二人は今結婚式の準備中です。ベース君とビームちゃんは生まれてしばらくは病気がちでした。その内二人とも肺炎に罹り、近所の年寄りから二人を結婚させた方が良いとすすめられましたが、まだ二人とも小さかったので取り敢えず聖なる紐で手首を繋ぐ儀式だけを行いました。それだけでも二人の病は急速に回復したのです。

 ベース君とビームちゃんが一才になる前に両親は離婚、母親はプーケットに出稼ぎに行きました。父親はその後音信不通で行方知れずです。そこで両親に代わって親戚が二人の面倒を見てきました。双子は別々のところで育てると病気にならないと言われているため、ベース君は別の叔母のもとで面倒を見てもらうことにしました。

小学校に通う都合上、ベース君とビームちゃんは再び一緒に暮らすことになり、現在小学校二年生です。一緒に暮らし始めると、二人は信じられない程しょっちゅう病気になり、行きつけのクリニックではまるで専属の患者という感じです。大抵肺炎に罹るのです」。

 ビームちゃんから『お母さん』と呼ばれているスワニーさんはさらに話しを続けた。

 「普段は二人とも元気で、ベース君は一人遊びが好き。多少乱暴な面もあり、時々学校の友達をいじめることもあるようです。ビームちゃんはちょっと身勝手な性格で、二人はあまり仲良くありません。ビームちゃんは姉のボーちゃんと仲が良いようです。双子がだるそうにし始めると、危険信号です。大抵ベース君の方が先に具合が悪くなります。

 この前学校が休みの間に二人をチョンブン郡の寺院に連れて行き出家させました。その後は二人とも元気になったのですが、学校が始まり一緒に暮らすようになると又病気がちになってしまったのです。その時姉のボーちゃんから二人の結婚式を挙げた方が良いのではないか、との提案がありました。

 プーケットにいる母親の了承も得たので、今度はどのように結婚式を挙げるべきか悩みました。そんな時、テレビで西暦二〇〇〇年を記念して、二〇〇〇組のカップルの結婚式を行うという企画を知り、申し込むことにしたわけです。

 最初は特殊なケースとして受け付けてもらえませんでしたが、その後上部からのオーケーが出、現在、結婚に向けて準備中です」。

 スワニーさんが結婚式の話を二人に伝えたところ、ベース君は特に反応もなく、ビームちゃんはとても喜んだとのことだ。

 今年の四月にも同様の理由から、ペッブリ県で十一才の男女の双子が結婚式を行った。

 この二人の場合は、生後三ヶ月の頃、原因不明で三日間泣き続けたことがあり、その時から十一才になった時点で結婚式を行うことを決めていたという。


[BANGKOK SHUHO]