コンクリート製コンテナの25センチの隙間に 子供の頭部がスッポリ

入り込んだビー玉を取ろうとして


 今月二十五日午後一時頃、バンコク都内ディンデン警察に、パヤタイ区ディンデン通りソイ・ブンユーにある「ウィパワディー・コンドミニアム」前に並んだ植木用コンクリート製コンテナの隙間に子供が頭を挟まれて動けないでいるので救助に来てほしいとの通報が入った。

 警察が駆けつけると、高さ一メートル、大きさ三メートル四方のコンクリートのコンテナの僅か二十五センチの隙間に七才の男の子アピポン君が仰向けに頭部を挟まれて身動き出来ない状態だった。そのコンテナはコンドミニアムの塀も兼ねており、二十五センチの間隔で横に並べられたものである。近所の人々は少しでも痛みが楽になるように、アピポン君の体を持ち上げるように支えていた。

 車のジャッキーや木の棒を使って隙間を少しでも広げようといろいろと手は尽くしたのだが、いずれも失敗。最後の手段として、コンクリートの道路を掘り起こす道具を使って一部を壊すという方法を取ることにした。アピポン君の顔に布を被せて埃や飛び散るコンクリートの破片から守る準備をしてから工事を開始、間もなく無事にアピポン君の頭部を引き出すことに成功した。念のため戦勝記念塔近くの小児専門病院で検査を受けたが、かすり傷程度の軽傷で済んだとのことである。

 『ナー・トーン・レストラン』の調理師をしているアピポン君の父親リム・センさん(四二)は、信じられない事が起こったという表情で、「事故の前、息子は家の前で遊んでいましたが、近所の人から息子が事故に遭ったと知らされ急いで現場に駆けつけると、息子の頭がコンクリートの隙間にスッポリとはまっている状態でした」と語った。

 事故を目撃していた近所の人の証言によると、アピポン君は友達とビー玉で遊んでいたが、コンテナの隙間に入り込んだビー玉を取り出そうと腕を突っ込んでいるうちに、誤って頭部が隙間に挟まってしまい動けなくなったとのことである。


[BANGKOK SHUHO]

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