双子2組に三つ子が1組、
合計8人の子供を持つ貧しい夫婦
生活苦から援助を呼びかけ
アユタヤ県に双子二組、三つ子一組を含む計八人の子供を育てる貧しい夫婦がいる。
建築中の木造高床式住居の下に住んでいるその一家をたずねると、父親のプリチャーさん(三二)と妻のサッグンナーさん(三二)がせわしなく生まれたばかりの三つ子の世話をしていた。そのそばでは、三人のお兄ちゃんと二人のお姉ちゃんが見守っている。
プリチャーさんは次のように語った。
「私はバンコク都内のポンプラブサトゥパイ区に住んでいましたが、アユタヤ県出身のサッグンナーと結婚した後は妻の実家の家の下で暮らし始めました。結婚して十年経ちますが、一回目の出産は男の子の双子で、今年九才になります。二回目の出産は女の子が一人で現在八才五ヶ月です。三回目は男の子と女の子の双子で二才四ヶ月になります。そして最後は今年の八月二十日に三つ子の女の子が生まれました。その後妻は医師の勧めで不妊手術を受けました。三つ子の出産にあたっては、妊娠八ヶ月目で母体が非常に危険な状態になったため帝王切開しました。おかげさまで、母子共に問題なく、三つ子の健康状態も良好でした。
妻が三度も双子や三つ子を産んだことは不思議でなりません。親戚の中には誰もそのような者はいないからです。生活が苦しくて、『もう参ったなぁ…』というのが正直な気持ちです。私自身、教育もなく、バイク・タクシーや日雇い労働でその日暮らしの生活をしている状況で、子供達のミルク代と家族の食費を稼ぐのに精一杯です。妻は以前は物売りの手助けをしていましたが、三つ子が生まれ、世話に忙しく、働きに出る時間もありません。最後の手段として、コン・チャイ・ブン(徳のある人)とか政府機関に助けを求めました。私は仕事なら何でもやりますし、一生懸命働いていますが、それでも足りず、とうとう子供達は栄養失調になってしまいました」
アユタヤ病院のピシェート病院長は、「サッグンナーさんの体を調べたところ、複数の子供を妊娠したのは女性の方が原因ではなく、男性の方の精子が強すぎるためと思われます。しかし、これは不自然なことではありません。三つ子を妊娠して六ヶ月目には既に胎児がかなり成長し、重すぎて母体にとって危険な状態でした。そこで、八ヶ月に入った時点で帝王切開で取り出すことにしたのです。当病院にとっては、創立二十周年に三つ子が誕生し、とてもラッキーなことと喜んでおります」と語った。
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