タイ警察が捜査中, 時価7億バーツ!!

13キロのルビー原石が盗難、海外に流出


 今月七日朝、有名なテレビ番組製作会社『メディア・オブ・メディア』の女性ディレクターであるユワディーさんがフアイクワン警察を訪れ、去る八月三十日に、七億バーツの価値がある重さ十三キロのルビーが盗まれ、エークという男を窃盗の容疑で訴えた件に関して詳しい説明を行った。

 「今年始め頃、ブローカーを通してビルマからカット前のルビーの原石を購入しました。その後、サウジアラビアの宝石商人モハメッドさんがその石を買いたいと言って来たのですが、売値が付かなかったので、ロンドンの石の専門家に鑑定を依頼し、売値を設定するつもりでした。そんな時、エークという宝石業界の男がどこかでこの石の事を聞きつけ私に連絡してきたのです。彼は、イギリスの宝石商人に知り合いがいるとし、ロンドンにある『ジェム・ファセット』という会社に十三キロのルビーを持って行き鑑定を依頼してくれると申し出て来たのです。私は彼を信用し、二月から三月にかけてエークにルビーを託しロンドンに飛んでもらったのです。その後、その石は七億バーツの価値があることが分かりました」

 ユワディーさんがエークからの連絡を待っている間に、エークが彼女の所有しているルビーの偽所有証明書を作成し、それをエーク自身の家族の財産として勝手にアラブ系イギリス人の商人に売る契約を交わしていた事が判明した。

 自分の知らない間にエークがそのような事をしており、自分には何も利益が入らない事を知ったユワディーさんは、急いでロンドンに出向き、警察にその売買契約を中止するよう求めた。

 警察は、エークを公文書偽造の容疑で二十八日間身柄を拘束。  今月三日、エークの偽造行為がタイ国内で行われたものと判断し、身柄をタイ、ドンムアン警察に送検した。ドンムアン警察は、以前エークが小切手不渡りで訴えられている件もあるため、今回フアイクワン警察署と協力して事実を追及するとしている。

 ロンドン警察は、問題のルビーを事実が解明されるまでの一時期、ロンドンにある犯罪再発防止のための専門機関に預けることにした。


[BANGKOK SHUHO]