愛人の男関係に嫉妬、30男狂乱発砲
愛人は即死、相手の男性は重傷

犯行後、男は妻子を連れて逃走


 今月十五日午後八時、ナコンパトム県ナコンチャイシー警察に、ソーイ・ワット・サワンアロムにあるケーテオ住宅地でピストル殺人が起きた、との通報が入った。

 警察が現場に駆けつけると、サワンアロム寺院入口付近で一人の女性が倒れており既に死亡していた。

 死亡した女性は、アンポーンさん(二一)。九ミリ口径のピストルで眉間、右目、右頬の三ヶ所を撃たれ、辺りには脳味噌が飛び散り異臭を放っていた。

 死体の側には薬莢が七個落ちており、近くにはイスズのピックアップが停車していた。

 事件当時アンポーンさんと同乗していた連れの男性チャトゥポンさん(二四)は、重傷を負いサームプラン病院に運ばれた。  二人を撃った犯人は、ヤーバー所持で逮捕され最近出所したばかりのタムポン(三〇)と断定。タムポンは、アンポーンさんと愛人関係にあった。

 警察が調べた結果、事件当日の夕方五時頃、タムポンがアンポーンさんを尋ねて来ていたことが分かった。二人は話している途中で激しい言い争いになったという。理由は、アンポーンさんの男関係が激しいことにタムポンが嫉妬、それを非難したことによる。

 怒ったタムポンが家を出た後、しばらくしてアンポーンさんも家を出て、家の前で待っていたチャトゥポンさんの車に乗り出掛けようとした。その時、もう一人の男友達モントリーさんも車に同乗していたという。

 車が五〇〇メートル程走り出した時、突然タムポンがホンダのバイクに乗って対向車線を走って来た。タムポンは三人の乗っている車を止め、全員降りるよう指示した。

 チャトゥポンさんが車から降りた途端、既に嫉妬と怒りで狂っていたタムポンは、持っていたピストルでチャトゥポンさんの左胸部目掛けて発砲。それを車の中から目撃したモントリーさんは、危険を感じその場から逃げたという。

 同じく車の中から見ていたアンポーンさんは、恐怖に震えながら車を降り、タムポンを説得しようとした。しかし、タムポンは話を聞こうともせず降りて来たアンポーンさんに向けて続けて三発発砲、その後さらに残りの三発を発砲した。アンポーンさんが死んだことを確認したタムポンは、バイクで逃げ去った。

 事件後、タムポンは妻子を連れて逃亡中で、警察はタムポンの逃亡先を捜しだし、逮捕を急いでいる。


[BANGKOK SHUHO]