飲料水用貯水タンクに女性の腐乱死体
「タンクの水はいつも飲んでいる」

死後15日経過、社内は大パニック!


 先月三十日午前十一時三〇分、サムットプラカーン警察に、バーンドゥアン町スクムヴィット通りにあるイスズ自動車ショールーム『シースパックヤンヨン』の飲料水用貯水タンクの中から女性の死体が発見された、との通報が入った。

 警察が現場に駆けつけると、社員達が身近で起こった殺人事件にパニック状態になっていた。

 死体は、高さ一・五メートル、幅一メートルの一千リットル入りステンレス製タンクの中に投げ込まれており、タンクの口が直径五〇センチ程の幅しかないため、死体を取り出すのにかなり手間取った。

 死体は、身長約一六〇センチ、年齢三十才前後の女性で、髪の毛は肩までの長さ、半袖の黒いTシャツの上に緑色のTシャツを重ね着しており、黒のスパッツ、片足に黒のサンダルを履いていた。

 腐敗がかなり進んでいることから、死後少なくとも十五日は経過しているものと推察。被害者の身元を証明するものが何も発見されず、身元は不明。

 現場近くには犯行に使われたと思われる長さ二十インチの水道管用パイプが落ちていた。

 死体の第一発見者である同社のメッセンジャー、ブンチューさん(三一)によると、その日の午後ショールーム前に駐車している車のタンクに水を入れるため、予備用として使われていた貯水タンクにメインのタンクからポンプで水を汲み上げて使おうとしたところ、流れ出てくる水が濁っており、激しい悪臭が辺り一面に漂った。驚いたブンチューさんがショールームのマネージャーであるタウィーさんに知らせたところ、すぐにタンクを調べるよう指示された。ブンチューさんが中を調べようとステンレス製のタンクの蓋を見るとその蓋には大量の乾いた血痕がこびりついており、蓋を開けた途端中からすごい異臭が吹き出し、死体が投げ込まれているのを発見したため、急いで警察に通報したと興奮気味に語った。

 ブンチューさんは、吐き気を我慢するような表情で、「このメインのタンクの水は社員がいつも飲んでいるものなんです」と説明した。

 警察が調べた結果、殺された女性と犯人は顔見知りの可能性が強いとし、レイプされた後殺害されたものと見ている。おそらく被害者は、ショールーム近辺の店で水商売の仕事をしている女性で、死体の遺棄状態から見て二人以上の犯行によるものと見ている。


[BANGKOK SHUHO]