村長が、不吉な動物〃ヒヤ〃の卵を食べて精力旺盛

噂を聞いた村人が卵狩りに乗り出す一幕も


 ナコムパトム県バーンレーン郡で魚の養殖と畑作を営むかたわら村長としても活躍しているプラトゥムさん(四六)は、二年前にヒヤ(キモンオオトカゲの通称で、タイでは不吉な動物として忌み嫌われている)の卵を五個茹でて食べてしまった。自分の養殖した魚をヒヤが全部食べてしまったので、悔しくて腹が立ったからだ。

 ところが、ヒヤの卵を食べたその夜、プラトゥムさんのセックス・パワーが大爆発。奥さんは大変な思いをすることになった。

 その夜の経験から、プラトゥムさんはその後も滋養強壮の薬としてヒヤの卵を捜しては食すようになった。食べるのは卵の黄身の部分だけだという。

 現在、プラトゥムさんはヒヤの卵を食べ続けて二年経つが、これまで一度も病気になったことも変な症状が出たこともないという。体に起こった変化といえば、精力が若者なみにビンビンに蘇ったことだろうか。

 マスコミは、今月二十三日、「ヒヤの茹で卵を食べて、一晩中ビンビンのプラトゥムさん」という内容の記事を新聞に掲載。

 その後、この記事を読んだ村人達がプラトゥム村長の元に集まり質問責めにしたが、プラトゥムさんは終始笑顔でそれらに答えた。

 同日午後、プラトゥムさんは十五人の村人を引き連れて、鍬を手に手に村から少し離れた森までヒヤの卵を捜しに出掛けた。夕方までには二十五個の卵を集めることが出来た。

 プラトゥムさんは、集めてきた卵全部を茹でテーブルに並べると、真実を知るために集まった人々は目を見張った。その中には別な村の村長であるアムヌアイさん(五二)の姿もあった。

 プラトゥムさんがおもむろに茹で卵の殻をむき始めると、息を飲んで見つめる人々の中には気分が悪くなり嘔吐する人も出た。結局最後にその場に残ったのは二人だけとなった。その二人は美味しそうに卵を食べたという。

 バーンレーン郡長のピーラサックさんは、「タイには〃グリアッド・トゥア、ギン・カイ(鶏肉は嫌いだが卵は食べる)〃或いは〃グリアッド・プラーラーイ、ギン・ナームゲーン(ウナギは嫌いだがそれを使ったカレーは食べる)〃という諺がありますが、まさにその諺通りの料理が出来たわけですね」と前置きしながら、「全ての動物の卵には高タンパク質が含まれていますから、食べれば体に良いでしょうね。しかし、完全に火が通っている事を確認した方がいいでしょう。現在〃ヒヤ〃は、ターチン川沿いのマングローブの林やパートゥップ(森の奥深い場所)に生息していますが、車を運転中に、いきなり飛び出して来るなど、時には姿を見せることもあります。私もプラトゥム村長にヒヤの卵を食べさせてもらおうかなぁ・・・」と語った。


[BANGKOK SHUHO]