チンチョックを躍り食いする男!?
―健康に良く、精力増進効果もあると信じ、〃毎日3匹〃を日課に―

絶倫夫に耐えられず、妻七人は逃げ出す始末


 マスコミは、チャンタブリー県ターマイ郡に、生きたチンチョック(ヤモリ)を食べる男がいるという情報をキャッチした。男はチンチョックを食べると体が丈夫になるだけでなく、強壮剤として素晴らしい効果があると信じているという。その証拠(?)に男はこれまで八人の妻を持った事が村人達の間では噂になっており、その噂が広がったものと思われる。

 マスコミはこの噂の真意を調べるために、今月十五日取材に赴いた。

 〃馬のようなパワーを持つ男〃の名前はウィラさん(四二)。コーンケン県出身、現在はターマイ郡カオスキム寺院前のサディット・ヤート・リゾート内果樹園で樹木の世話をする仕事をしている。

 ウィラさんはマスコミからのインタビューに対し嬉しそうに次のように語った。

 「二十歳の頃家を出て、ラヨーン県に出稼ぎに行きました。その頃は稼いでも稼いでも酒ばかり飲んでいました。その結果、肝臓が腫れて腹部が膨張する病にかかってしまい、友達によって病院に運ばれました。医者からは、もう手の施しようが無いと宣告され、ただ死を待つ日々を送っていました。手足は痩せ細り、絶望的になっていた時、隣りのベッドに入院していたクメール人と友達になりました。そして彼から〃毎日七匹のチンチョックを食べなさい〃と言われた私は、それまでの死ぬことばかりを考える生活をやめて、何かやってみようという気持ちになったのです。私はチンチョックを食べてみようと思いました。初めてチンチョックを食べた時は気持ち悪くて吐きそうでした。なぜなら、飲み込んだチンチョックはすぐには死なずにお腹の中で五分位グルグル動き回り、しばらくして静かになるのです。でもその後も二週間位チンチョックを食べ続けたところ、膨らんでいたお腹もだんだんと小さくなり、やがて退院できる程にまで回復しました。退院後友達と一緒に暮らしていた時も、毎日生きたチンチョックを食べる事は欠かしませんでした。そのうち体の悪い所が全て治ってしまったのです。その後グレーン郡で果樹園の仕事をして、現在のリゾートに移って来ました。朝食前には必ず最低三匹のチンチョックを食べています。チンチョックは健康に良いばかりでなく、精力増進にも効果があり、ビンビンにセックスできますよ。私はこれまで八人の妻を持ちました。その内二人の妻とは同じ蚊帳の中で三人で寝ていました。毎晩二人の妻を相手に、最低二回のセックスをしていました。そんな状態なので、妻達の何人かは〃もう体がもたないわ…〃と言い残して逃げてしまいました。ある妻は妊娠中に家を出て行きました。そんなわけで、現在は一人の妻だけが残りました。他の妻達は私の強靱なセックス・パワーに耐えられなくなって家を出て行ったのです。私は一人で五〇キロ入りの米袋も片手で持ち運べます。私がこのように力みなぎる体になったのも、ひとえにチンチョックを食べているお陰と信じています。食べるチンチョックはどれでも良いわけではなく、必ず尻尾が付いているものでなければなりません。尻尾がなかったり、千切れてしまっているものは食べませんから。チンチョックは虫しか食べないから危険性はないと思っています」。

 最後に残ったウィラさんの妻スパニーさん(三三)は、恥ずかしそうに次のように語った。  

「十才と八才の二人の息子が居ます。夫は何事にも勤勉で一生懸命な人です。蚊帳の中でのお仕事も外でのお仕事もね…。体はとっても丈夫です。仕事をするとたくさん汗をかきます」。

 チャンタブリー県の医師サヤチャイ氏は、マスコミから『チンチョック健康法』についての意見を求められ、次のようなコメントを残した。

 「ああ、これは個人的な問題ですね。信じる信じないは人それぞれでしょう。例えば、昔の人は赤ネズミの赤ちゃんを食べると健康になると信じていました。チンチョックが人間の体にとってプラスになるかマイナスになるかは、分析してみないとハッキリした事は言えません。しかし、今のところ、チンチョックは他の動物と同じくプロティンがある事位しか分かりません」。


[BANGKOK SHUHO]