都内銀行に白昼ヘルメット強盗ー問われる銀行の防犯システム
3年前の1200万バーツ強奪事件も未解決のまま
今月十六日午後一時、都内ラープラオ警察に、バーンガピ区ハッピーランド通りにあるタイ・ミリタリー銀行クロンチャン支店で強盗事件が起きたとの通報が入った。
警察が銀行に駆け付けた時には、銀行員は今だショック状態の中にあった。
警察は直ちに関係者以外の立ち入りを禁止しドアを閉鎖、銀行内カウンターの指紋を採取し、犯人が天井に向けて発砲した際に空いた三十八口径の銃弾跡を調べた。
その後、窓口顧客係りのニーサーチョンさん(三五)、ドゥアンチャイさん(三二)、チャトゥポーンさん(三七)の三人に事情聴取を行った。
事件前、三人の内の二人がカウンターで仕事をしていると、ちょうど昼休みに入ったため多くの銀行職員とラープラオ警察のパトロール官が食事に出ていった。その直後、白いヘルメットを被り、カー黄色の長袖ジャケットに黒い長ズボン、革靴という出で立ちの身長一六五センチ位の男が銀行内に入って来て、いきなり三十八口径のピストルを天井に向けて発砲した。驚いた職員と客達は慌てて外に逃げ出した。男はカウンターに上り、内側の引き出しから現金を鷲掴みにして取り出すと、次々と自分のジャケットの中に押し込んだ。そして男は外に飛び出し、道路向かい側に置いてあったバイクに乗ってクロンチャン・スタジアム方面に走り去ったという。盗まれた現金は一〇〇、一九〇バーツだった。
警察が防犯ビデオをチェックした結果、犯人は銀行内部の行動を良く知っているプロの者と推察された。理由は、昼休みになり職員が食事に出掛け、内部が手薄になった五分後に侵入しており、侵入してから逃げ出すまでの僅か二〇秒間に行われた犯行であるためである。
警察は犯人の逃走経路を捜査し、逮捕に向けて全力を尽くすとしている。
今回白昼堂々銀行強盗に襲われたこの銀行は、三年前の一九九五年三月にも、銀行の裏側の壁に穴を開け、金庫から現金一、二〇〇万バーツが盗まれるという事件が起きている。その時の犯人もまだ逮捕されておらず、事件は未解決のまま今回の強盗事件が起こった。
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